坐忘記

記しておくこと

影まつり

2010年03月28日 | 読書録
影まつり 阿刀田高/著
3月28日読了

 美しい黒髪の妻を自動車事故で亡くした後、再婚したフランス女性も事故で失った画家。彼は奇妙な方法で妻たちを偲び…「二人の妻を愛した男」。妻は“一年に一晩だけ自由にさせて”といった。夫はその願いを長く叶えてきた。だが、妻の秘密を知りたくなり…「女系家族」。女性遍歴の末、愛した女に棄てられた旧友には、驚愕の素顔が…「紅の女」。男女の日常に潜む不可思議をミステリアスに描く短編集。

ラーメン店1

2010年03月28日 | 備忘録(お店など)
麺 hinata屋
 札幌市南区川沿12条2丁目1-31
 営業時間 11:00~15:00 17:00~21:00
  定休日 火曜
  カウンター席のみ 駐車場あり

麺や虎鉄
 札幌市南区川沿15条2丁目2-1
  駐車場 計12台分、店の前と道を挟んだ向かいの2箇所にありました。


麺部屋 綱取物語(ラーメン)
 北海道札幌市白石区菊水3条3丁目2番15号
  交通手段 地下鉄菊水駅徒歩3分
   Kより500m
 営業時間 11:00~21:00
  定休日 木曜日
  駐車場 有

夜のだれかの玩具箱

2010年03月20日 | 読書録
夜のだれかの玩具箱 あさのあつこ/著(図書館)
3月20日読了

 死期を前に忘れえぬ女性の面影を追って妻娘と旅に出る男。恋女房に去られ落ち込む職人を案じる若旦那の胸の内。少年時代の悔恨と、満開の桜の思い出が甦る亡き友の作文。父を看取る日を前に、夫との関係に揺れる娘に訪れた奇跡。切ない恋愛から艶めく時代小説まで自在に描き出す著者の才がしっとり冴えわたる六篇があふれだす小説の玩具箱。

訪問者

2010年03月13日 | 読書録
訪問者 恩田陸/著(図書館)
3月13日読了

 山中にひっそりとたたずむ古い洋館―。三年前、近くの湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が建てたその館に、朝霞家の一族が集まっていた。千沙子に育てられた映画監督峠昌彦が急死したためであった。晩餐の席で昌彦の遺言が公開される。「父親が名乗り出たら、著作権継承者とする」孤児だったはずの昌彦の実父がこの中にいる?一同に疑惑が芽生える中、闇を切り裂く悲鳴が!冬雷の鳴る屋外で見知らぬ男の死体が発見される。数日前、館には「訪問者に気を付けろ」という不気味な警告文が届いていた…。果たして「訪問者」とは誰か?千沙子と昌彦の死の謎とは?そして、長く不安な一夜が始まるが、その時、来客を告げるベルが鳴った―。嵐に閉ざされた山荘を舞台に、至高のストーリー・テラーが贈る傑作ミステリー。

神様のパズル

2010年03月07日 | 読書録
神様のパズル 機本伸司/著
3月7日読了

 留年寸前の僕が担当教授から命じられたのは、不登校の女子学生・穂瑞沙羅華をゼミに参加させるようにとの無理難題だった。天才さゆえに大学側も持て余し気味という穂瑞。だが、究極の疑問「宇宙を作ることはできるのか?」をぶつけてみたところ、なんと彼女は、ゼミに現れたのだ。僕は穂瑞と同じチームで、宇宙が作れることを立証しなければならないことになるのだが…。第三回小松左京賞受賞作。