私は建国記念の日には反対しません。神武天皇が即位した日を建国記念の日と定められているわけですが、古代は国を建てた人の子孫が代々国の代表=君主となるのはどこの国も同じことで、選挙で大統領を決めることは考えられていなかったので、初代の天皇が即位した日を建国記念日として、建国を祝うということは悪くはないと思います。
しかし、天皇制は現代にふさわしくない制度であると強く思います。なぜなら、天皇及び皇族はその特別な位置付けから、自由が制約され、憲法にも規定されている職業や転居をはじめとする自己決定権がほとんどない状態にあり、現代社会における価値観である人権や法の下の平等と矛盾しているからです。このような立場に置かれた皇室がこれから先も代々続くことを考えるととても気の毒です。
建国記念の日には必ずしも反対しませんが、「建国をしのび、国を愛する心を養う」日であることから、これが皇室賛美につながり、現代にふさわしくない天皇制を批判する動きを妨げてしまうと怖いです。なので、建国記念の日に関連してこういった集会が開かれることは意義があると思い、講演して下さった又吉先生と崎原さん、集会関係者の方々には感謝しています。
建国記念の日反対集会のことは11日夕方のラジオニュースでも聞きました。
又吉先生、見てますか?
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あられ
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