こうした情勢から、サウジアラビアでは近い将来王制が廃止される可能性があるように感じます。
スペインでも、2014年に前国王の退位表明を機に共和制移行を求める大規模なデモが起こり、また今年は国王がカタルーニャ独立の動きを批判したことがスペインの王制を危うくしたとの論評もあり(カタルーニャ問題、スペイン国王の演説は君主制を危うくした 専門家 - AFP BB NEWS)、現在、スペインはヨーロッパで最も君主制廃止に近いとも考えられます。
20世紀の間に多くの国が君主制から共和制に移行しました。21世紀に入ってからはネパール1か国のみ(厳密に言えばアフガニスタンを含めて2か国:タリバン政権は首長国を名乗ったため)ですが、これから君主制を廃止し共和制に移行する国はどんどん出てくる可能性があると思います。私はもちろんこの流れに対して大歓迎です。君主制は現代社会にふさわしくない身分制度で廃止されるべきだと思います。
「虐待」と言えば、君主制そのものが虐待ではないでしょうか。世襲制であり、生まれながらにしてさまざまな自由、自己決定権が制限された中で人生を送ることが宿命づけられていること。あと、本やテレビで王族、皇族の子育ての話を見聞きすると、多くは民間人以上に厳しいしつけをされているようです。これらの点で君主制=虐待だと思います。
日本では12月1日に皇室会議が予定されていることもあって、ニュースで天皇の退位の日程に関する話題がよく見られます。それによると2019年4月末に退位、5月に新天皇が即位する案が有力とのことですが、天皇制という虐待まがいの制度は廃止して共和制移行に踏み込むべきだと私はつくづく思います。
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