今回は、英語で「計器」「測定器」を意味し、特に、寸法や量などの測定結果を棒グラフで示したもの、また、それを出すための装置を意味する単語「gauge」について取り上げる。「ゲージ」という日本語にもなっている。「Au」は普通[ɔː オー]と発音するので、つづりからすると[ˈɡɔːdʒ ゴーヂ]と発音しそうだが、そうではなく[ˈɡeɪdʒ ゲイヂ]と発音する。「Au」を[eɪ エイ]と発音するイレギュラーパターンだ。そういうこともあって、アメリカ英語では「gage」とつづることもある。
「Gauge」と語感が似ていて混同しやすいと思われるのが「cage」[ˈkeɪdʒ ケイヂ]。「おり」「鳥かご」という意味で、日本語でも「ケージ」ということがある。
英語圏の人がgaugeとcageを間違いやすいかどうかは知らないが、日本では「おり」のことを「ゲージ」と濁って言ってしまうことがたまにあるんじゃないかな。確かラジオでもおりのことを「ゲージ」って言って間違いに気づいて「ケージ」に訂正したのを聞いたことがある。
英語でもgaugeとcageはg[g]とc[k]の違いであり、有声音(濁音)か無声音(清音)かの違いだけである。
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