pukupuku堂

猫4匹+猫世話係1人の毎日

太光寺に行って来ました!

2012-04-21 09:14:08 | 多事争論
3月11日、東日本大震災から、1年2ヶ月弱がたちました。

福島から、遠く離れた広島で
仕事をしたり、友達と遊んだりして
震災以前のような毎日を送っています。

それでも
スーパーに食料を買いにいく度、
甥っ子や姪っ子、友達の子ども、
関東にすむ親戚のことを考える度、
テレビやニュースやネットを見る度、
「放射能」や「原発」のことを考えています。

ず----っと、そのことを考えてると
仕事や家事など、いろんな事が手に着かなくなるので
バランスを取りながらですが
しょんぼりしたり、腹をたてたり、
どうしたらいいんじゃろ…と
モヤモヤ…

子供がおらず
週の半分くらいしか自炊していない私ですら
日常的にモヤモヤ~としているくらいなので
農水産業や酪農に携わっている方、
飲食業の方、
毎日、スーパーに野菜を買いにいったり、
母乳をあげて子供を育てているお母さん、
家族のために、毎日働いているお父さんたちの
不安はどれくらい大きいのだろう。
(…それとも、全く、なんの不安も感じていない人もいるのかなあ。

そして、被災地に残っている方、
各県に避難されて来た方たちは
どんな気持ちでいらっしゃるんだろう。

「原発さえなければ」と言葉をのこして
自殺された酪農家の方もいる。

テレビやニュースでは
「復興」「絆」と放送したかと思えば
「福島にはもう住めない地域がある」
「避難先で子供がいじめにあう」など真逆の報道もあり
「被災地の野菜は安全だ」と発表直後に
「基準値超えていた」と知らされたり。

「関東や四国で直下地震が起きる」と言ったかと思えば
「原発再稼働」なんて、なんの対策もないまま
アホすぎる話まででてきてて…

政治もマスコミもワヤで、何を信じたらいいのか…。

本当なら、被災地にボランティアに行って、
キチンと正しい情報を得ればいいのだけど
仕事で忙しくて…。
というのは建前で、正直なことを言うと
ヘタレな私は、放射能を浴びる危険性が
怖くて、勇気がなくて、福島に行けない…。
(現地へボランティアに行っている
方々は、本当に偉いなあと尊敬しています。)

募金するしかできないけど、
その募金すら被災地に届いていないという噂もあるし
なにかもっとできることないかな…。
被災地の方々は、何を望んでるのかな?
とモンモンとしていたのですが…


「NO NUCKS」のステッカーも制作されている
リスペクトなお友達アッコリンの情報で
西区の太光寺で、
東北や関東から広島に避難されて来た方たちによる
「私が決める未来のかたち ~いのちつなげようあしたへ~」という
イベントがあると知り、早速行ってみました~!GO!!GO!!
実際に、被災地の方のお話をきいてみたい!





古江電停から、坂道をテクテク…。
どんどん山の方に登って、
周りは草木の匂いと鳥とカエルの声でいっぱい。


高台にある太光寺。
広々とした敷地にあって、子供たちが遊んでいました。

開場の廊下には、脱原発のポスター。


年齢が幼いほど、影響をうける放射能。

原発に賛成している人々にも、
「雇用のため」「生活するため」など事情はあると思う。

健康に良くないと分かっていても、
生活のためにガマンすることは、私にもよくある。

時間をかけずに食べれる、安いジャンクフードを食べたり
寝不足でも、無理して徹夜で働いたり…。

家賃を払うため、光熱費を払うため、ご飯を食べるため、
大切な命を養うため…。

危険な場所で働く人や、農薬を使う農作業など
生きて行くためにリスクを背負う、という矛盾した行為は
大人の世界ではよくあることですね…。
収入を得る事、生きていく事って、本当に本当に大変なことです。

それでも、その大人のツケを、自分ではなく、
なんの責任もない
大多数の子供に払わせる原発はやっぱりおかしい。
そして、子供だけじゃなく
物言えない動物にも、自然にもツケはまわっているよね…。


(↑アッコリン、画像借りました!)
開場では、
内部被爆についての勉強や、弁護士さんによる個別相談会、
甲状腺の検査など、被災者の方々がメインのイベントがいろいろ!

アッコリンは、
「ネットワーク作りのお役に立ててもらいたい』ということで
★その場で名刺プリントサービス★を開催!

初めてお会いしたのですが、
FigTreeさんと、Fraiseさん、
イツコさんも、
ハンドメイド&フリマ商品も出品されていました。
ワンコインの子ども服もありましたよ!

そのほか発酵食品の販売や、ハンドマッサージなど
アットホームな雰囲気のブースがたくさん!
焼きたてのオモチ、おいしかったあー!!

「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」
の椎名千恵子さんによる「かんしょう踊り」も楽しかったです!

福島在住の椎名さん。
お話を聞いて、生の福島の姿が少し見えました。

・事故は収束していないこと

・今、いわき市では線量があがっていて
鼻血をだしたり、体調不良を訴える子供たちが増えていること

・そのことを学校では話せない雰囲気になっていること

・福島で子供の「甲状腺」の検査を病院で頼んでも、
「できません」と断られること(なんでだよーーー!!

・耳のないウサギが産まれていること…

「今、広島で何かできることはありますか?」と尋ねたら、
「その時々や状況で変わると思うけど、
避難されている方たちの話を聞いて、協力したり、
本当の福島の情報を知って欲しい。」とおっしゃっていました。

「福島から避難しようと思いませんか?」と聞くと
「自分には守るべき小さい子供はいないから…。
留まって、たちむかって、福島の現状を伝えていきたい。」と…。

「これ以上、日本に福島をつくってはいけない。」と言われた言葉が
ズキンと響きました。

もう起きてしまったことは仕方ないけど、
将来に向けて、できることをしていきたい!と
ふんばらなければいけんですね!

広島に避難されてきた方々にも
「広島に来て良かった!」と思ってもらえるような
お手伝いができたらな、と思います。

みなさんも、お時間ある時に
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」のHP見てみて下さいませ!
今の福島の情報が掲載されていますよ~!!


最新の画像もっと見る