
[七日間で突然頭が良くなる本]


…本は嗜まないんだ。

幸福なんて、いらねえ。頭脳をくれ、頭脳を
自分の書いた小説レビューしてもらった結果……
今回見てもらった作品は、以前このブログに掲載した「晴天下」です。
Kさん
登場人物のセリフを借りてひと言。
「結局、なにがいいたいの?」
辛口、失礼しました。
Oさん
小説ならセリフと地の文章のコンビネーションが必要ですね。これでは、情景が全く浮かんできません。また無意味な空白は止めましょう。いつも言うことですが。
Yさん
「晴天下」読みました。
御作で書かれている会話のエピソードは。
「起、承、転、結」の「転」の部分です。 だから、『「転」の部分』だけを投稿しても、他人からは理解できない、ということになる。
御作に書かれている「転」の部分からほかの「起、承、結」を推察するとこうなります。
題材 「ラブコメ」
主人公 「先輩」と慕われている人物。
ヒロイン 「先輩」にデートしてくださいと懇願している人物。
内容。
「あかんたれ」の主人公に対して「ヒロイン」がいろいろと主人公(先輩)をほめているので、それらを具体的なエピソードにして「起、承」を書くとよい。
今回御作に書かれていることは物語の「転」の部分で、ヒロインが主人公に対して告白しているシーンなので、このあと物語の「結」になり、二人が結ばれるというラストになる。
従って今回書かれている部分は物語の「転」の部分で、作者がどうして、この部分を今回投稿したのかというと、だいたい、小説にしてもドラマにしても、映画にしても、物語の「起、承、転、結」の「転」の部分は「一番面白い部分(盛り上がる)」なのですよね、だから、作者さんは、「転」の部分を投稿したのではないかと思いましたが。
しかし他人が読むと「転」という小説の一部分だけ投稿されても内容を理解できなにので、「完成品を投稿」したほうがよいですね。
● 御作の「軸」になっている部分は、主人公の「あかんたれ」から立ち直る部分ですが、これはヒロインの持っている前向きなキャラクターとは、また違います。
この力強さを具体的なエピソードにすればよい。
>>先輩はむかしのわたしにはない強さをもっていた。
ひとりで生きる強さを。たしかに不器用で他人より劣っていることも多いかもしれない。
それでも、先輩はひとりでやる。だれかに救いを求めず、おのれのちからのみで……
そのことに気づいたとき、私は先輩をすきになっていた。私がむかし切り捨てたものをもって生きている強い人に憧れたんです。あのとき、わたしは孤独からにげた。<<
主人公の生きざまに勇気づけられて、好きになったヒロインとの物語なので、そのあたりをエピソードにするとよい。
以上です。
暑い日差しが眩しい。
汗を流しながら、ぬるくなったポカリスエットを飲む。
「暑い」
最高気温を続出し続ける夏の中旬。
私は、坂の上にいた。
「お、もうすぐAがくるなー」
私のとなりで話すUくんは汗をぬぐいながら坂を走るAくんを見る。
私たちはバスケ部で今、絶賛部活中!!練習メニューのひとつで坂の上を走っているのだ。
私は、さっき走り終わり今は休憩中。
なんで、体力づくりってこんなにスパルタなんだろう?
うちの部活は私の通っているM中学校の中でキツさランキングワースト1〜2位を争うほどつらい。
私は常日ごろから顧問のNを憎み、メニューをこなしている。
そんなことを思いふけっていると、Aくんがようやくここまでたどり着いた。
「ナイスファイト!! 」
坂の上を走りきったAくんに賞賛の声がかかる。
まあこれもいわされてるんですけどね。
この前なんか先生にあいさつしなかっただけで、
気を悪くしてたし、ほんとめんどくさいことこのうえない。
周囲の目線が一気に私に向く。不思議とみんな眼光がするどい。
ん?私なんかいった?
すると──
急に目の前にいるAくんが私の首を締め出した。
く、くるしい────!!!!
Aくんの力強い両手で私の首は締められ、呼吸ができない。
な、なんで────!!!
先生──!!!
先生は私のことを鬼の形相でみている。
し、死ぬ──
い、いや死にたくない。
いつも死にたいっていってるけど死にたくない!!
くるしい、つらい、こんなの……いや!!!!
とたんに私は抗う。私の首を締めているAくんの両手を掴みはなそうとする──
──瞬間。
私は目を覚ました。
私は夢をみていたようだ。
あれが夢?
昔の知人に首を締められるってどんな夢だよ。
ああ──そうか、
私はずっと死にたいと思っていた。
だから、それが夢に出たのか。
おそらく、首を締められているとき、無呼吸になっていただろう。
もし、私があのときAくんの手を離そうとしなければ、
わたしは……死ねていたかもしれない。
──今日も死にそこねた。
私の首には、赤い手形がこびりついていた。
「師匠、師匠」
「なんだ?」
「師匠って友達います?」
「いるぞ。二人くらい。」
ええええええええ!!皆さん聞きました!?
「し、ししし師匠にと、とと友達がいたなんて!!!!」
「驚きすぎだろ!!」
ビシッ
いったー!?あー頭ヒリヒリする。
「だって、常に一人を好む師匠が……
あの群れたら負けとか言ってた師匠が……。」
「俺をお前の空想で寂しヤツみたいにするな!!」
「はぁーなんか裏切られた気分です。」
「ん?お前はダチいねぇの?」
「ええ。もちろんいません。0人です。」
「なんかごめんな……。」
「謝らないでください。寂しヤツみたいじゃないですか!!!」
「そうだろ」
「違います!!私には師匠がいますから寂しくありません。」
「お前はダチじゃねぇよ。」
「知ってます。師匠は私の婚約者でー」
「いつ俺たちは結婚したんだ!!」
「それはあの熱い夜にー」
「できちゃった婚!?ワタナベま◯とか!?」
「いえ、木村◯哉です。」
「同じじゃねぇーか!!」
「いえ、キムタクの方がタイプです。」
「しらねぇーよ!!」
「あ……あの師匠はどんな女がタイプですか?」
「ん……胸のでけぇ女」
「それは人間でしょ!!……そうじゃなくて、
どんな性格の女性が魅力的にみえますか?」
「俺は別に外見だけでも、性格だけでも人を好きか嫌いか判断しねぇよ。
ただ、自分の信念や流儀を貫いて生きてるヤツってのは
たとえ、特出した武器やスキルがなくても自然と、人が集まってくるし、
好かれるってもんさ。俺は野良になってなげぇからいろんなヤツを見てきたが、
やっぱ誰にでも曲げられない。死んでも曲げねぇくらいの意思を感じる
ヤツには多くの人が陰でそいつを支えていた。
誰かが 一生懸命なにかをしようとするのをみると、助けたくなるやつらが集まってくる。
それが本能ってやつさ。」
「そうですね……。」
「ルフナはどうなんだ。自分の信念をもって生きているか?」
めずらしく師匠は私の名前をよんだ。
……”信念”か。考えたこともなかった。
「私は……」
「べつに無理に決める必要はねぇよ。
むしろ信念なんてもって暮らしてる方が異常だ。
まあ、だからこそ魅力的なのかもな。
だがな、俺たち猫は人間みたく長生きできねぇ。だからこそ、少ない時間でできることなんて
限られてくるんだ。ようは、大っきい夢や目標をたてるんなら、若けぇうちに決めときな。
信念なんて決めるのはそのあとでいい。」
師匠は普段だらしないくせに、たまに感慨深いことを言う。
「分かりました…師匠。私、ビックで大っきな猫になってみせます。」
「これ以上太る気か!?」
「身体の話じゃありません!!精神的な話です!!」
「おお。そうか、そうか、まぁがんばれがんばれ!!」
あたまわしゃわしゃされた。
ちょっと気持ちいい。