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これは、自他ともに認めるチャラい爺さんである服好きな「チャラ爺」が、俺は負けた(ほとんど負けてますが)!と、思われる街で見かけたチャラい55歳以上の男性の発見日記です。日本のおっさんもこうして見るとなかなかおしゃれ。
青山で出逢ったおしゃれチャラ爺。Hというファッションブランド勤務だそう。
ワク内の写真は、何と去年の彼の格好。ジャケットに短パンで歩いていたら、周りの目が冷たい~。犬まで冷たい~。
が、しかし今年は何だか様子が違う! 去年の自分が街に溢れているではないか。
今後、このスタイルが夏、日本のチャラ爺のスタンダードになるか?!
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チャラジーノ・ブック・スタンド 冷布亭
第3回 ミッキー・カーチス「おれと戦争と音楽と」亜紀書房
10年くらい前に見た日本映画「百合祭」はなかなか面白かった。吉行和子や白川和子などが演じる婆さんばかりが住む洋館に、ひとり爺さんが引っ越してきた。ダンディで陽気でしかもみんなを婆さん扱いしないからモテモテ、1人、2人、3人と次々関係ができちゃった。このとんでもなくチャラい爺さんを演じていたのが、ミッキー・カーチスでした。
またある時ラジオを聴いていたら、「松竹梅」という古典落語になんと外人を登場させて大爆笑させてくれたのも、立川流Bコース真打ちミッキー亭カーチスこと、ミッキー・カーチスでした。
本書は今年74歳になるミッキー・カーチスの自伝です。父母ともに日英ハーフの子として日本に生まれ、幼少期は戦前の上海共同租界で育ったこと、昭和30年代前半「ロカビリー3人男」のひとりとして一世を風靡したこと、ロカビリー・ブームが去った後バンドを組んで東南アジアからヨーロッパ各地で演奏活動を数年していたことなどなど。「波乱万丈」なミッキーの人生、音楽活動に戦争は色濃く反映していますが、戦争への思いは本書を読んでいただくことにして、今なお衰えぬ「チャラさ」の秘密が横溢する本でもあります。その中には落語との出会い、立川談志との関係も語られています。出演した映画は多数、今年春には主演もしたとのこと。そのタイトルは「チャラ爺」ならぬ「ロボジー」。