いま、仕事で関わりをもたせて頂いている、とある自治会があります。
この自治会、昨年1月の総会の時に「地域の活性化を何かやってくれないのか?」と、ある会員さんからの発言があり、それに賛同する会員も多く「地域の活性化を検討する」という議決に至り、3月頃にも役員さんが、どのように検討を進めていくか自分達で話し合いはしたけど、どうも名案が出なかったようで、そのままになっていたようです。
私は、4月に今の仕事になり、6月末頃に、たまたま、別件で上司から顔を繋いで頂いたこの自治会の、ある役員さんにその時の本来の件はそこそこに、この地域の活性化策の相談を受け、それ以来、役員さんを中心に設置された活性化検討の協議会での、議論のハンドリングをしたり、出来る範囲で助言、アドバイス等をしながら、この活動をお手伝いしています。
10月には住民アンケートも行い、方向性としては、地区公民館(集会所といったほうがイメージがつきやすいかも)を使って、
※夜間は、世代を超えた趣味や自己研鑽のサークル活動を行い、
※昼間は、高齢者の介護防止を主な目的にしたサロン的な活用を将来的にはしたい。
という方向性の合意を得るところまでなんとかこぎつけました。
なかでも「健康づくり」には住民の方々が圧倒的に感心を持っておられますので、健康講座や体操教室などを自治会活動として行う予定で話をすすめています。
通常、こうした方向性を出すところまでは来るのですが、実際、行動を起こすとなると、躊躇してしまってなかなか一歩が踏み出せない地域もこれまで、かなり見てきました。
この地区もご多聞に漏れず、これから先の動きが結構鈍っています。その要因のひとつには、今日の最初にも書いた「やってもらう」という受動の考え方がベースにあるためです。
「だれかが、先頭になってやってくれたら、自分達は参加する。」(ひどい人になれば、「協力する」という言葉を使います)という方がほとんどです。
ですから、仮に役員主導で動き出しても、その時にたまたま役員だった方々に負担がかかり、役員任期満了で役員の交代と共に消えてゆくという事業が多々あります。
ですから、私は、役員会の場でも、「会員(住民)の方に対して、『協力してください』とは絶対に言わないで」と繰り返してます。
「やりたい」と意思を持つのが会員で、この動きを、実現に向けてサポート(協力)するのは役員のサイドだからです。
「やりたい」と思わないものを義務的に無理に立ち上げても、人は集まりません。かといって、「やりたいもの」を探してあげる程のサービスまで役員側がする必要もないのです。
「そこまでの義務感を感じていたら、続きませんよ」とも言ってます。
ただ、この地区では自主的に12月から「地区を歩こう会」というウォーキングの集まりを毎日曜日の朝8時ということで、はじめました。この地区では、現在、自動車専用道路の工事が行われており、周辺整備事業で農道等が舗装に整備されつつあり、比較的安全に歩くことも出来ます。
元々は、昨年度(会計年度は1月~12月)は活性化事業の予算を組んでいなかったため、「健康づくり」の一環で「お金がかからない事業」として試行的に始めたものですが、地区の自主防災会が「防災活動の体力づくり」にも繋がるからと恒常化しました。私も今朝は参加してきましたが、毎回、人は入れ違いになりながらも20名前後の参加を得ているようで、凄くいい取り組みです。
何しろ、地区内を歩きますので、必然的に地区の全体像が見えてきます。これは、地区の「光」を見つけるうえでも、防災経路などハザードマップを考えるうえでも基本です。
「健康づくり」をしながら、自分の住んでいる地区を再確認、再評価できる。
これって、実は「地域づくり」「地域の活性化」を行ううえで、絶対的に必要で不可欠な要素です。
せっかくのいい取り組みを始めたこの地域で、今の役員さんのモチベーションを維持しながら何らかの活動に繋げ、地域を活性化していく。当面の私の課題はこんなところですが、結構プレッシャーでもあり・・・。
とりあえず、一生懸命頑張ってお手伝いしますので、これからも、よろしくおねがいしま~す。
この自治会、昨年1月の総会の時に「地域の活性化を何かやってくれないのか?」と、ある会員さんからの発言があり、それに賛同する会員も多く「地域の活性化を検討する」という議決に至り、3月頃にも役員さんが、どのように検討を進めていくか自分達で話し合いはしたけど、どうも名案が出なかったようで、そのままになっていたようです。
私は、4月に今の仕事になり、6月末頃に、たまたま、別件で上司から顔を繋いで頂いたこの自治会の、ある役員さんにその時の本来の件はそこそこに、この地域の活性化策の相談を受け、それ以来、役員さんを中心に設置された活性化検討の協議会での、議論のハンドリングをしたり、出来る範囲で助言、アドバイス等をしながら、この活動をお手伝いしています。
10月には住民アンケートも行い、方向性としては、地区公民館(集会所といったほうがイメージがつきやすいかも)を使って、
※夜間は、世代を超えた趣味や自己研鑽のサークル活動を行い、
※昼間は、高齢者の介護防止を主な目的にしたサロン的な活用を将来的にはしたい。
という方向性の合意を得るところまでなんとかこぎつけました。
なかでも「健康づくり」には住民の方々が圧倒的に感心を持っておられますので、健康講座や体操教室などを自治会活動として行う予定で話をすすめています。
通常、こうした方向性を出すところまでは来るのですが、実際、行動を起こすとなると、躊躇してしまってなかなか一歩が踏み出せない地域もこれまで、かなり見てきました。
この地区もご多聞に漏れず、これから先の動きが結構鈍っています。その要因のひとつには、今日の最初にも書いた「やってもらう」という受動の考え方がベースにあるためです。
「だれかが、先頭になってやってくれたら、自分達は参加する。」(ひどい人になれば、「協力する」という言葉を使います)という方がほとんどです。
ですから、仮に役員主導で動き出しても、その時にたまたま役員だった方々に負担がかかり、役員任期満了で役員の交代と共に消えてゆくという事業が多々あります。
ですから、私は、役員会の場でも、「会員(住民)の方に対して、『協力してください』とは絶対に言わないで」と繰り返してます。
「やりたい」と意思を持つのが会員で、この動きを、実現に向けてサポート(協力)するのは役員のサイドだからです。
「やりたい」と思わないものを義務的に無理に立ち上げても、人は集まりません。かといって、「やりたいもの」を探してあげる程のサービスまで役員側がする必要もないのです。
「そこまでの義務感を感じていたら、続きませんよ」とも言ってます。
ただ、この地区では自主的に12月から「地区を歩こう会」というウォーキングの集まりを毎日曜日の朝8時ということで、はじめました。この地区では、現在、自動車専用道路の工事が行われており、周辺整備事業で農道等が舗装に整備されつつあり、比較的安全に歩くことも出来ます。
元々は、昨年度(会計年度は1月~12月)は活性化事業の予算を組んでいなかったため、「健康づくり」の一環で「お金がかからない事業」として試行的に始めたものですが、地区の自主防災会が「防災活動の体力づくり」にも繋がるからと恒常化しました。私も今朝は参加してきましたが、毎回、人は入れ違いになりながらも20名前後の参加を得ているようで、凄くいい取り組みです。
何しろ、地区内を歩きますので、必然的に地区の全体像が見えてきます。これは、地区の「光」を見つけるうえでも、防災経路などハザードマップを考えるうえでも基本です。
「健康づくり」をしながら、自分の住んでいる地区を再確認、再評価できる。
これって、実は「地域づくり」「地域の活性化」を行ううえで、絶対的に必要で不可欠な要素です。
せっかくのいい取り組みを始めたこの地域で、今の役員さんのモチベーションを維持しながら何らかの活動に繋げ、地域を活性化していく。当面の私の課題はこんなところですが、結構プレッシャーでもあり・・・。
とりあえず、一生懸命頑張ってお手伝いしますので、これからも、よろしくおねがいしま~す。