屋根裏部屋のナマケモノ

読書感想などなど。趣味のページ。

橘屋本店閻魔帳 星月夜に婚礼を!

2011年03月27日 | 読書感想    コバルト文庫
コバルト文庫

高山ちあき
くまの柚子(イラスト)


天狗に見初められたら逃げられない!?
妖怪御用達の和風コンビニ橘屋。本店の息子・弘人との結婚話を進めようとしていた跡取り娘の美咲に、突然、天狗から結婚の申し込みが! 自由に行き来できない天狗の里に連れ去られた美咲は…!?


「ふたつのキスと恋敵!」レビュー



4巻です。
全体的に、今までよりも話が小さかった感じですね。
普通に面白かったです。

前巻の最後で不穏な雰囲気が漂っていたからどうなるかと思いきや、酉ノ分店が謀反とかそういうわけでなく。
誰かさんたちが仕組んだ、天狗からの求婚でしたね。ほっとしました(無意味にリスとかつけてみる)

今回は美咲の活躍は少なめでしたが、主役カップルは気持ちも随分近付いたみたいですね。
最後にあっちの世界で結婚とかしちゃったし。まあ、仮ですけど。仮。
いつも完璧な弘人でしたが、今回は後悔したり、嫉妬による失敗もあり、意外でしたねー。
それでもやっぱり最後は決めてくれるからかっこいい。
お互い気持ちもすっきりわかりあったみたいだし、二人ともおめでとうございます。

高子さまもただの嫌な女じゃなくてよかったー。
弘人のことを愛しているからこそだったんですね。


あとがきに思わせぶりなことが書いてあったし、次はどうなるんでしょう。
楽しみです

またもや

2011年03月26日 | 日記
2月の上旬くらいに「ボニー・ブランシェ」の3巻のリクエストしといたのですが。

なかなか連絡来ないし、図書館に入らないから遅いなーと思っていたら、いつの間にか入ってたー

またもや予約漏れ。

慌てて、改めて予約しました。


やっぱり発売前の本って予約漏れしやすいのかな。もう3、4回目だしな。

それとも図書館に頼りきりな私が悪いのか・・・。

というわけで、ボニーの感想は恐ろしく遅れると思いますので

戦国恋姫伝 封印の宝刀

2011年03月22日 | 読書感想    ビーンズ文庫
ビーンズ文庫

菅沼理恵
石川沙絵(イラスト)


姫将軍と呼ばれた藤子は、天下分け目の戦い「長石橋の陣」で敵の武将・和泉飛鷹(いずみひだか)と出会い、彼のもとに嫁ぐことになった。正式な婚姻がまだなうえ、飛鷹の母が謎の呪法(ずほう)に倒れたことから、藤子はふたたび戦いに身を投じることに。呪法をかけたという内海の浜崎水軍を征するため、飛鷹とともに敵地に向かう藤子だったが、水軍の頭・吉見に囚われてしまい――!? 乱世が続く春華の地で花ひらく、架空戦国恋物語、第2弾!!
 
「偽りの婚姻」レビュー



わ、私、前巻すごい批判してる。ひえー・・・


「そこまで読みたくない」と前に書いたくせに、読みました。
前巻よりおもしろかった気がします。
王道で話が進んでいくので、期待を裏切られないです。王道の醍醐味と言えば、醍醐味?


藤子と那岐(飛鷹)の相手を思う気持ちが微笑ましい。
(未来の)妻のために単身で敵地に乗り込む那岐の威勢は天晴れでした。

欲を言えば、もうちょっと藤子と吉見のやりとりを加えて欲しかったかな。
でも、最後はきれいにすっきりまとまった感じなので、めでたしですね。


次は藤子の元婚約者・河上雪政さまも登場しそうです。藤子争奪戦に発展するか!?


鳥籠の王女と教育係 魔法使いの選択

2011年03月22日 | 読書感想    コバルト文庫
コバルト文庫

響野夏菜
カスカベアキラ(イラスト)


隠されていた王子の悲壮な宿命とは!?
婚約解消が認められず、エリアルダ滞在中のエルレイン。そんな折、本来弱いはずのアレクセルの魔力が増大を始めた。それは彼の「コイズ」の宿命によるものだった。「コイズ」の意味するものとは!?


「恵みの環の魔王」レビュー



おーーーーわーーーーー、この本の感想書くの忘れてた!!
十日くらい前に読み終わってたんですけどね
ほんと、すっかり頭からすっぽ抜けてました。ふと、「そういえば、キーボードで『魔法使いの選択』って打った記憶ないぞ」となりまして・・・。
という訳で、大した感想書けないです。だって細かいこと忘れちゃったもん


えーとまあ、印象に残っているのは、とにかくアレクセル様が健気だということ。
どこまでもポジティブで、自分のことを《ケチ》と称して、残された時間を存分に使おうとするところが感動。
エルレイン、ゼルイークよりもアレクセルの方がいいじゃん、と思ってしまいました。
とにかく、最後は平和に緑でめでたしですね。
後は、これからオルフェリアとどうなっていくか、ですね(て言うか、勝手にアレクセル&オルフェリアを想定してるけど、本当に二人はこれで納まるのかなあ。なんだか先が見えない気が)。


ゼルイークが好きだけど、彼と、コイズになりつつあるアレクセルとの間で揺れるエルレインは、今回も大変共感できました(私自身がそんな状況に陥ったことはないけど)。
ゼルイークへの愛だけで突っ走らず、周りの状況を見て悩む姿が、現実的でよかったです。


今回はゼルイークの父親・イの王(でしたっけ?)も最後に登場。
「わー、こいつ本当に魔王なの?(笑)」と言いたくなるようなキャラでしたが、すんなりとエルレインを認めてくれて、すっきりしました。
父親に素早くつっこむゼルイークも笑えたww


どんどんゼルイークのヘタレ現象が進むこの頃。
次の巻も楽しみです!

花は桜よりも華のごとく 第三幕・鬼炎万丈

2011年03月18日 | 読書感想    ビーンズ文庫
ビーンズ文庫

河合ゆうみ
サカノ景子(イラスト)


強引でもいい。触れて抱きしめて、自分のものにしたい――
戦国の世の狭間。行方不明になった能の名門一座次期太夫、蒼馬(そうま)を追って、京を発った男装の天才舞姫、白火。潜り込んだ荷馬車の中で眠ってしまった白火は都を騒がす悪党「土蜘蛛」の頭、朱鬼(しゅぎ)に拾われる。しかし、鬼のすみか、大江山で再会した蒼馬は「ここがどこだかわかってるのか!!」と白火に冷たくて!?
第8回ビーンズ小説大賞、読者賞受賞の能楽恋絵巻、第3幕!!


「第二幕・月下氷刃」レビュー



計画停電、やるのかやらないのか・・・


えーと、第三巻です。
白火が失踪した蒼馬を追っているうちに、組織みたいなのに入り込んでいた感じでした。
やっぱりストーリーはシンプルだけど、所々に入る能の場面は綺麗でいいですね。

今回は蒼馬の驚きの過去が発覚。まさか義賊出身だったとは。
彼自身が土蜘蛛の中で何をしていたのかも気になってきます。

白火と蒼馬の関係も進展しましたねー。ちょっと強引な感じでしたけれど。
白火って純粋な感じがするので、恋愛に疎いヒロインだと勝手に思い込んでいたら、意外にそうじゃなくて安心(?)しました。

それにしても白火の色気すごいですねー。色気で男を虜にするって、こういうヒロインは珍しいんじゃないでしょうかww

やっぱり土蜘蛛を守るために戦うことになった蒼馬と白火。京を敵に回してしまい、これからどうなるんでしょう。


そういえば、今回悪霊を舞で鎮めた白火。彼女の舞には不思議な力があるみたいな話がちょっと出てましたけれど、もしそういう力があるならば、はっきりと出して欲しい気が。
霊とかも微妙に出てくるので、ちょっと世界観が掴み辛くなってきました。