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戦国恋姫伝 偽りの婚姻

2010年12月05日 | 読書感想    ビーンズ文庫
ビーンズ文庫

菅沼理恵
石川沙絵(イラスト)


幼いころから武術が得意だった望月家の藤姫は、同盟国の河上雪政と婚約している身でありながら、脚が不自由な弟の代わりに、戦に出ていた。そんな彼女についた呼び名は“姫将軍”。ところが和泉家との天下分け目の戦い「長石橋の陣」で敵の武将・那岐に一騎打ちを申し込まれ、破れてしまう。そして藤姫は、和泉家の長子・飛鷹に嫁ぐことが決まり――!? 乱世がつづく春華の地で花ひらく、恋と戦いの架空戦国絵巻、開幕!!


戦国、というのに惹かれて読んだのですが・・・架空の国の話だったみたいです。日本の戦国時代の話だと思ってました。

内容は・・・思いっきり王道。安心して読めるストーリーです。でもなんか薄っぺらい感じが。
話の展開に無理がありすぎるような気もするしなあ・・・。
藤子は設定がありきたりだしなあ・・・。
那岐もいい人すぎてつまんないしなあ・・・。
 
それに、藤子が那岐のことをいきなり信用しすぎなように感じるんですよねー。旅の途中で助けられて好きになるならわかるけど、互いに敵同士で戦をした直後に、相手に恋愛感情みたいなものを抱くことなんてまずないと思いますが・・・。
藤子が那岐を好きになっていくところ、もっと丁寧に書いて欲しかったな。

あと、那岐が実は和泉家の長男、飛鷹だとわかったときの藤子の反応がちょっと大袈裟すぎるように思ってしまうんですよね。藤子が誇り高いと思えばいいんですけど、どうしても話をだらだらと引き延ばしているように感じてしまいます。


副題があるから、2巻も出るんだと思いますが、そこまで読みたいとは思わないなあ。


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