久々のブログ更新です。
最近の食に関して非常にハイレベルな要求をされている時代、メーカーとしてもナーバス(神経質)になります。
通常、食品工場では異物検査には金属探知機を導入していますが、今回はさらにX線検出機を導入しました。
商品を通過させると、画面上に透過された画像が映し出され異物は他よりも黒く写ります。
画像では、フレークのまぐろを検査しています。小さな骨を検出しました。
こんなものまで写るとは、まさに神の目です。
X線では金属探知機で検出できないものも検出できますが、完全ではありません。
基本的には水に沈む異物は反応しやすく、水に浮くものは検出できません。
また商品の形状、形態にもよります。
この検出機を導入するにあたり、わざわざ滋賀県のメーカーまで行った甲斐がありました。A社デモ機と比較してこちらに即決です!
他食品メーカーでは、インスタントラーメンの中のかやくの過不足チェックや、包装済みビスケット等の割れ欠けチェックに使用しているとの事で、こういった使い方のほうが数倍、向いていると思います。
わたしも、試しにギフトセットから1品2品わざと抜き、検査してみましたが、すばらしい仕事をしてくれます。
異物検査としては、どれだけ100%に近づけられるのか。
これはどんな食品メーカーも同様ですが、神の目のお力をお借りして100に近づけるしかなさそうですね。
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