誰のものでもない月と星と私

いつの間にか過ぎた還暦。そのどうでもよろしい日々とお酒などの備忘録。
老後は『目指せ! 陽気な酔っ払い』

恐ろしや美容室

2023-07-04 | 日常

年齢とともに当然、いろんなことに問題が出てくる。

髪もそのひとつ。

パサパサ〜、ペソペソ〜、スカスカ〜、のっぺり〜。

 

 

去年だったか、10年来おつき合いのあったスタイリストさんが独立した。

その後もお願いしていたわけだけど、

だんだん仕上がりなどに『あれ?』と思うことが多くなり、

ちょっと若い知り合いに『ねぇ、ネットでヘアサロンって予約して行ったりしてる?』と聞くと、そんなのしょっちゅうだと言う。

そこで、意を決して(3か月くらい悩んだ。今まで一生懸命施術していただいたスタイリストさんを裏切ることになるし)

スマホでとあるサロンを予約。

 

 

当日、時間通りに行くと…。

『ぽっちゃり父さん』が登場。

元々男性に髪を切ってもらうのは遠慮したかったのに、指名しないとそうなる確率も高くなるってことね。それは仕方ないわ。

カウンセリングで『ぽっちゃり父さん』はいきなり言った。

『ちゃんと意思の疎通が取れないと、お互い時間の無駄になる』と。

ひぇ〜、初めて来た客にそんなこと言うんだぁ、何だかビビって緊張してしまった。

恐る恐る『こんな感じで…』と見せた写真は、

『一見ラフそうだけど、これ、めちゃめちゃセットしてこうなってるんで』と無視。

そして、

『髪の質は人それぞれなので、思った通りにパーマが出ない場合があります。それはひとつ納得していただきたい』などと言う。

その時点で帰る勇気が私にあれば、帰っただろう。だけど、そんな環境ではなかった。

 

 

目鏡を外していたので、よくわからなかったのだけど、パーマをかけているときに、『ぽっちゃり父さん』が何かを落とした(こぼした?)。

すると突然、私の首に巻いていたタオルを取り、床を拭いた!

さらにその時、私の手首にも何かの液体がついた。それを見つけるとその床を拭いたタオルで私の手をこすった!

 

パーマが終わり、濡れた状態の髪の段階で、

『これで、どうです?』と言う。

何と答えていいのか全くわからなかった。無反応な私に不満そうな『ぽっちゃり父さん』。

 

 

帰宅後、何とか行かなかった事にして、その店と『ぽっちゃり父さん』を忘れようと思った。

『あんな恐ろしや美容室には行かなかった、そんな人に会わなかったし、話もしなかった』と強く自分に言い聞かせた。

 

 

がっ!

薄くなってきて大事に大事にしていた前髪なのに、何も言わずにグリグリ〜っと巻かれ、パーマをかけられてしまった…。

前髪、完全崩壊 ↓

鏡を見るたびにため息が出て、泣きたい。

だから、どんなに忘れたくても忘れられない。

 

10年来の人を裏切ってしまったし、私はこれからどうしたらいいのでしょうか?(← 人生相談風)

 

 


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