FORZA! OITATSURUSAKI FOOTBALL CLUB est.1974

鶴 蹴 誇 闘 ~KAKU SYU KO TOU~
県立大分鶴崎高校サッカー部の魅力をもっと多くの人たちに伝えたい・・

なでしこが与え、残したもの

2011年07月20日 20時25分30秒 | 話題&トピック

 最近は、鶴高サッカー話のネタが不足気味です。
今日は、思いついたことをつらつらと書き綴ってみました。

 なでしこジャパンが帰ってきた。佐々木監督は、帰国後休む間もなく、マスコミ対応で超多忙のご様子。
そのなかで、佐々木監督の人となりについての話題が多いようです。「横から目線」・「おやじギャグ」・「夫人の鼻毛アドバイス」等・・・
選手といえども所詮は女性。日常の彼女たちとの付き合い方にも、自分なりのポリシーが見えてくる。

 試合を前に、選手たちに見せたモチベーションビデオ。戦いの場を被災地に重ね合わせて、置かれた逆境を乗り越えるパワーを引き出す。今回は北京五輪のベスト4敗退のシーンは封印したという。
それは、故郷・東北大震災の惨状、それによる選手たちの境遇の変化等を考えた時、よりインパクトが勝っていたのであろう。
 かつて、前・三重野監督が作成したモチベーションビデオがテレビや新聞に紹介されて話題になったが、やはり指導者としての狙い・考えは同じなんですね。

 スポーツの世界ではよく言われる「ハングリー精神」。
彼女たちも、パート生活、所属する会社の廃部による移籍転居など、男子に比べれば、決して恵まれた環境でサッカーをしている訳ではない。
あの澤主将でさえ、月30万円程度のサラリーと聞くと驚きである。
そんななでしこたちが、ワールドカップを日本に持ち帰ったのである。これもやはりハングリーさの故か!?
 さらに、優勝賞金も100万ドルと男子の3,000万ドルと比べると桁違い。選手には優勝ボーナスも増額支給される動きだが、もっともっと金銭的な評価をされてもいいのでは!?

 今後はチャンピオンとして追われる立場の日本。戦力の維持・強化が求められるなかで、次代を担う少女たちも、なでしこ入りを目標に底辺が拡大していくことは望ましい限り。その為にはサッカーに打ち込めるハード・ソフト両面の整備も急務と思われる。

 被災地・東北を始め日本中の人々が、喜びと勇気をもらった今回のなでしこの世界制覇という快挙。
GDPも中国に抜き去られてしまい、政治・経済大国日本の成長力が衰退気味の昨今。
強力な政治主導で、一刻も早い被災地域経済の立て直しに万難を排し、スピード感を持って取り組んで欲しいと切に思う。

 まずは日本の国力復活をいち速く世界に示すこと、そしてスポーツの環境整備をしていくことが、なでしこジャパンへの恩返しになるはずだ。


 なでしこメンバー、そして東北被災地域の方々へ改めてエールを送りたい! 頑張りましょう!!


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