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徒然ブログ

気ままに考えることを書く

イルカを救ってはならない 座礁は地球に不可欠な現象だ

2015年04月11日 | 自然
昨日大量のイルカは座礁したという報道があった。これをきくと大概の人がイルカに同情し、救おうと思うであろう。実際、行政なども救出に当たることが多い。しかしこれは自然を無視した全く愚かな行為に他ならないのである。

イルカの座礁については諸説あるが、未だ決定的な結論は出ていない。しかし原因はともかく、重要なのはその結果である。すなわちイルカが座礁することで海から陸への栄養分供給がなされるということである。

地球は陸から海へは河川を通じて絶えず養分が供給されている。しかし海から陸へのフィードバックはかなり限られる。遡上するサケ等があげられるが、海→陸に比べれば圧倒的に少ない。そこにイルカが座礁すると、その死体は陸上生物に食べられる。何十頭ものイルカの肉はこれ以上ない栄養を陸上に供給するのである。

これは自然が生み出したサイクルなのである。海洋から陸上への最大の栄養供給が、イルカの座礁だと考えたい。これが自然のサイクルだ。

しかし人間が「かわいそう」等といてこの自然の崇高なシステムに全く無知の状態でイルカを助けようとするのは、そのシステムを破壊していることに他ならない。いわば「陸を貧しくする」愚行である。イルカが座礁しているのを見ても放っておくべきなのである。

このようにイルカの座礁は自然のシステムの一部であるが、その原因は何なのであろうか。私は「寄生虫説」を支持したい。寄生虫は自らの繁殖のため、宿主のを操ることは有名だ。カマキリの寄生虫であるハリガネムシはカマキリを水辺に向かわせ溺死させ、自らは水に入り繁殖する。小さい体をして、宿主を完全にのっとってしまうのが寄生虫である。イルカも例外ではないだろう。寄生虫に感染したイルカは、陸へ上がるよう操られる。そしてその寄生虫は繁殖のプロセス(おそらく生存サイクルの一環として)陸上生物に宿る必要がある。従って、イルカの肉を食べに来た動物に宿るのであろう。このように考えると、寄生虫説が最も辻褄があう。

それにしても寄生虫の存在が、海→陸という巨大な栄養の流れを生み出しているとは、地球は何という素晴らしいシステムを生み出したのであろう。つくづく感心せざるを得ない。