明日「閉館」と新聞に載っていた。
とうとう・・・。
数年前に八ツ場ダムの是非で話題になった温泉だ。
「草津一泊ツーリング」のオプションを探していた時に、
「ダムに沈む温泉」として検索エンジンにヒットし、立ち寄った。
そこは昭和の香り漂うさびれた小さな温泉街だったが、風情のあるJR吾妻線に「河原湯温泉駅」から徒歩圏の、それでいてむささびが遊びに来るような静かな場所だった。
唯一の共同浴場である「王湯」は草津の刺激のある尖った様なお湯とは異なり、やわらかなお湯で、静けさがとても心地よかった。
それから、ダム建設の是非が再調査され、一時建設がストップしていた筈。
しかし、一度手をつけて、たちのきで徐々に閑散とした界隈、近くに削られた山肌、造られた道路をそのままで、果たして「ダム建設以前」に戻れるのだろうか?
そんな疑問を抱く位に建設は進んでいた。
その後、母と再訪したが、その時は随分周辺の工事が進んだ後で、岩肌が痛々しく、
営業している旅館も減った。
お湯も、「灯油」のような匂いがしたのは気のせいだろうか。
露天風呂で一緒になった女性は、「ここが一番好き。草津よりも断然気持ちがいい」と
言っていたが、彼女は今何を思っているだろう。
ダム建設が「再開」となり、2019年に竣工予定との事。
でも、本当に、本当に必要なダムなのか?
不透明だ。
河原湯温泉で生まれ育った人達は、代替えの地で暮らす事になるという事だが、
本当に必要はダム建設であると明白ならば、随分違うのではないだろうか。
地元では、「宮が瀬」が村ごと沈んだダム。
勝手に「彼のオートバイ彼女の島」の主人公「コウ」の田舎だと思っているのだけど、
違うのかな?
自分たちの犠牲が、せめて人の役に立っていると、迷いなく信じられるのならば・・・。
新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。
とうとう・・・。
数年前に八ツ場ダムの是非で話題になった温泉だ。
「草津一泊ツーリング」のオプションを探していた時に、
「ダムに沈む温泉」として検索エンジンにヒットし、立ち寄った。
そこは昭和の香り漂うさびれた小さな温泉街だったが、風情のあるJR吾妻線に「河原湯温泉駅」から徒歩圏の、それでいてむささびが遊びに来るような静かな場所だった。
唯一の共同浴場である「王湯」は草津の刺激のある尖った様なお湯とは異なり、やわらかなお湯で、静けさがとても心地よかった。
それから、ダム建設の是非が再調査され、一時建設がストップしていた筈。
しかし、一度手をつけて、たちのきで徐々に閑散とした界隈、近くに削られた山肌、造られた道路をそのままで、果たして「ダム建設以前」に戻れるのだろうか?
そんな疑問を抱く位に建設は進んでいた。
その後、母と再訪したが、その時は随分周辺の工事が進んだ後で、岩肌が痛々しく、
営業している旅館も減った。
お湯も、「灯油」のような匂いがしたのは気のせいだろうか。
露天風呂で一緒になった女性は、「ここが一番好き。草津よりも断然気持ちがいい」と
言っていたが、彼女は今何を思っているだろう。
ダム建設が「再開」となり、2019年に竣工予定との事。
でも、本当に、本当に必要なダムなのか?
不透明だ。
河原湯温泉で生まれ育った人達は、代替えの地で暮らす事になるという事だが、
本当に必要はダム建設であると明白ならば、随分違うのではないだろうか。
地元では、「宮が瀬」が村ごと沈んだダム。
勝手に「彼のオートバイ彼女の島」の主人公「コウ」の田舎だと思っているのだけど、
違うのかな?
自分たちの犠牲が、せめて人の役に立っていると、迷いなく信じられるのならば・・・。
新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。