ちょっとだけ田舎暮らしをぼちぼちと

つまづいてばかりのキリギリス暮らし。ワンコとニャンコと昔オトメの三人?暮らしはそれなりに、毎日が波乱爆笑

サワラとヒノキとサンブスギ

2020-02-23 | 道草
去年の台風で一躍クローズアップされた山武杉。

【サンブスギと山武杉】と言う演題で学習会があったので参加してきました。

実はカタカナのサンブスギと漢字の山武杉は別物。

カタカナのサンブスギが報道では山武杉となっていたのですが、非赤枯性溝腐病にかかりやすいのはサンブスギで、山武杉と言うのは山武地方の杉を表すんだそうです。

サンブスギは実生(みしょう)ではなく、すぺて挿し木で増えるそうで、言うなればクローン杉。

DNAが同じだから樹形も揃うし、成長が早く花粉が殆んど飛ばないので普及したそうです。



でも、あの台風で非赤枯性溝腐病にかかった杉があちこちで倒壊し、林業の今を知ることになりました。



報道でも言われていましたが、健康な杉林にするには病気の木を伐採して新しい杉を植えるしかないけど、そこには課題山積。。

ただ、病気の木でも、チップ材に加工はできるので、ペレットストーブの燃料にするなどにすれば活用の道も開けます。

我が家も余裕ができれば薪ストーブにしたいなーと思ってますが、いつになることやらw

講義の後は、森林研究所で実際の杉を見ながら質疑応答。



これはいろんな種類の杉を二本ずつ植えた林。

こうやって並べてみると一口に杉と言っても姿も色も随分違います。



サンブスギは冬は赤くなって葉が細くて尖ってます。



こちらは鬼の泪と書いてキナダという品種。サンブスギに比べて緑が濃く、葉が細かく柔らかい感触です。



これは文字どおり根こそぎ倒れたサワラ。
サワラが木の名前にもあるのを初めて知りました。

ちなみに、サワラとヒノキの違いは、葉の裏の黄色い細い筋がXなのがサワラ、Yになってるのがヒノキなんだそうです。




よーく見ないとわかりませんが、なんだか少し賢くなったw気がした一日でした。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿