どいつよいとこいちどはおいで~

ドイツ・デュッセルドルフ近郊で独りたくましく生きている管理人の奮闘記。ハプニング色々~

奇妙な名前

2006年01月21日 | Weblog
昨日は久々にドイツ語のレッスンでした。

まだまだ辞書なしではほとんど会話にならない程度ですが、
少しずつはしゃべれるようになってきたかな。

昨日はなんでそんな話になったか忘れたんだけど、
犬の話になりました。 ・・・それはカメ

で、そこは超初級レベルのドイツ語のレッスンですから、
先生の質問も超初級ですわな。

先生:オス?メス?

私:メス

先生:何歳?

私:7歳?6歳?どっちか・・・。

先生:名前は?

私:エル

先生:エル?L?

私:ELLE。父がつけたんだけど、特別な意味はないと思う。

そこで先生から衝撃の一言が!

お父さんもエルって言うの?



ええええ!!!!


相手が日本人なら間髪居れず

なんでやねん!

と突っ込むところですが、いやいや、ドイツ語ならWarum、英語ならWhy
と突っ込むところですが、相手はアメリカ人、日本語知らないですから
日本人男性の名前がエルってのが相当変だって事に気づくはずもないで
すわな。

一応心の中では右手のスナップを利かせて思い切り突っ込んでおきました。

さて、なぜ先生はこんなことを聞いたのでしょう。

私が「父が名前をつけた」と言った部分なのですが、動詞として「Geben」
を使ったのでした。英語で言う「Give」です。
私は名前を与えた・・ってつもり(まぁ、間違いではないのだが)が、先生
は自分の名前の一部を与えたと考えたわけです。

まぁ、日本でも両親の漢字を与えるケースはありますわな。
最近ではオリックスの谷佳知選手と柔道の谷亮子選手のお子さんがそれぞれ
両親の一文字ずつもらって佳亮ちゃんですね。

2人目生まれたら「佳子」「知子」「知亮」の組み合わせしかないやん。
どうするんやろって勝手に心配したりもしたんだが、漢字の順序逆にす
る方法もあったか・・・ま、どうでもいい話だけど。

で、先生にはちゃんと、うちの父はこてこての日本人的な名前である事を
説明して、イギリスのお嬢様犬なのでヨーロッパ的な響きの名前をつけた
んじゃないか?って言っておきました。

するとおもむろに先生は辞書を取り出します。

きっとなぜELLEってつづりなのかが気になったのでしょう。
しかも犬種がウェリッシュ・コーギーなので、辞書もウェールズイングリッシュ
用。
ですが、ELLEのつづりの単語は見つからず。

続いてフランス語


ELLE:意味「それ」(_ _)ノ)バンバン

そ、それ・・って(笑)


続いてドイツ語

ELLE:意味「尺骨」

尺骨とは、ひじから手首の間にある腕の骨で、2本あるうち小指側に
ある細い方の骨・・・だそうだ。

犬の名前が「尺骨」って

が、しかしこの名詞、ちゃんと女性名詞なのだ。

しかしいったい父がどこからこの綴りを持ってきたのかは謎である・・・。