情報の伝達と拡散

　
全国各地を飛び回る出店者仲間の情報。即座に近況をFBで得られるわけで、数千キロの距離さえ「コンマ数秒」となる。何年も合っていない知人がボクの今日の昼飯を知っているとか、顔さえ見たことのない人がガラクタ号の天井の凹みを見ているとか。屋号でしか知らなかった方の名前を覚えたり、他人に見せない弱さに気づいたり。

拡散効果は、折り込み広告やマスメディアの比ではない。ボクはHPとブログ、FBしか使っていないが、mixiやTwitter、果ては「2ちゃんねる・YouTube・ニコ動」までをMAXで取り入れれば、およそ数時間で数万人の目にとめることもできるだろう。そして、それは全世界に及ぶわけで…

でも、軽薄、とも感じるのです。「人と人」なんての、そこには存在しない。例えば…　ETCはノンストップで便利。割引も使える。で、稀にETCカードを忘れたとき、一般ゲートを通る。料金所のオッチャンが「はい、400円です♪」「はいよ～♪」「ありがと！気を付けて行ってらっしゃい♪」「おおきに～♪」なんての。なんか、イイんだよね。。。




情報の伝達と拡散。日本国独特？の、みんなが「イイね！」と言えば、イイものだと思う風潮。確かに「イイもの」も多いのだろうが、本当にそう思ってる？うん…　ボクは「あまちゃん」も「倍返し」も、一度も見なかった。まぁ、基本的にテレビはあまり見ないけどね。で、その「倍返し」なんだけど…　「やられたら倍にしてやり返す」ってやつ。

まぁ、企業や組織なんてね。姑息で裏表があって、力関係、上下関係、私利私欲、公私混同、ゴマすり、トラップ、密告、金欲、出世欲、名誉欲、果ては性欲…（笑）「ウチの会社には、そんな物はない！」と言い切れる人、居ないでしょ？で、それらの渦巻く中を泳がなきゃならないのです。いや、貴方もそこに混じれというのではない。でも、生きていくには順応性が必要となる。ある程度、環境に従う…　いや、少し賢くできるのであれば、環境を操る必要がある。「俺は俺の思うがままに！」と信念を貫くなら、秘境の地で自給自足するしかないね。。。（笑）

特に、満足に社会経験のない若い輩が「倍返しだっ！」と。ふ～ん…　君にそんな能力がある？実力がある？度胸がある？経験がある？覚悟がある？　たいしたこと、出来ないくせにね。言うことだけが大きい。若い女を口説く文句は知っているけれど、部長や課長を納得させる言葉は知らない。で、最終的には「社会が悪い！政治が悪い！上司が馬鹿だ！」なんてね。馬鹿なのは自分自身なのにね。。。

うん…　結局は「理想」なのかな？自分の能力の無さを、テレビの流行り文句に乗せて誤魔化してるのかもね。弱い自分を強く見せたい。「俺、本当はすごいんだぜ！」なんて自己陶酔。「ボクは本当はできる症候群」の重症患者。そして…　そんな男に「カッコいい～♪」と付いてくる女の子。まぁ。。。軽薄JAPANの象徴だね。。。




現在にあふれる情報伝達手段。非常に便利で、驚くほど早く、恐ろしいほど広大なパワーを持つ。それは繰り返されることにより、真実とは全く違った内容に化け、本意を裏返し、やがては虚実となり得る。「無かったこと」が「有ったこと」になる。真実は消え去るかも？

そう…「嘘を本当」にする事すら可能なのです。その危険さを心得たうえで、使いこなすことが必要だと思うのです。それらに振り回されることなく、操られることなく。。。