6月29日

担当：重田

今日も暑かったですね
暑い日は、熱めのお風呂でガンガン汗をかき、冷たいシャワーで汗を流し、とどめに湯上りのビールかコーヒー牛乳を流し込むのが最高です
・・・健康にはあまり良くないのかもしれませんが、たまには・・・ね


せっかくお風呂の話をしてみたので、今日はシャンプーの小話をしてみようかと思います
犬猫にヒト用のシャンプーを使ってはいけない、といいますよね。あれ、何でなのでしょうか・・・

犬をシャンプーすることと、人が髪を洗うことはその目的が微妙に違います。ヒト用のシャンプーは、髪の毛がいかに清潔で美しく見えるかに、最大の関心と勢力を注いで作られる傾向があり、それに対して獣医師がシャンプーを選ぶとき、被毛の美しさもさながら、全身を覆っている皮膚と固体固有の体質に注目しています

　シャンプーを選択する時、重要なポイントは①犬の皮膚は人間の約1/6と薄いこと②配合されている薬用成分の作用③シャンプーの洗浄成分や皮脂を除去する作用の強弱が皮膚状態に大きく影響すること、です。

　例えば、とあるシャンプーがある犬にたまたま有益だったとしても、ヒト用のシャンプーは多種多様であり、ヒトに対する安全性や効果効能については研究されていても、動物の使用に対してはほとんど検討されていない事が多いのです。つまり、ヒト用のシャンプーは人間に対しは安全性や効果などが保障されていますが、犬猫に対しての安全性は約束できないものなのです

　現在では、動物用に試験検討されたシャンプーが多種類市販されていますし、体質を考慮して特別に配合された薬用シャンプーもたくさん存在しています。間違えた認識によって思いがけない弊害を防ぐ意味でも、動物には動物用に作られたシャンプーを使用することが安全であり効果的といえるでしょう