
私の中には亡霊がいる。。。
亡霊といっても、もうすでに死んでしまってこの世から消え去ってしまったモノの話というわけではないのですが。
それは、去年の8月のレース。
それが私の中で、今でも強烈に心の中の何かを掴んで離さないのです。
それは、ムーンバレイの破壊力。
2006年、8月。
1400m戦。
名古屋、良馬場、1分25秒2の勝ちタイム。
4角からの好位差し、2着につけた着差は、1.0秒。
名古屋の直線だけで1.0秒、5馬身、です。
エンジンがかかった瞬間に、後続はみるみる小さくなっていきました。
さらにその2着馬から3着馬までは2.3秒もの大差。
もしこの2着馬がいなければ、その差3.3秒。
その走りは、まさに圧倒的なナタの切れ味。
ドスン!と私の心に突き刺さりました。
ペースの起伏が少なくて済むこの辺りの距離ならば、誰も寄せ付けないような力を感じさせました。
ちなみに今年の「かきつばた記念(JpnⅢ)」のメイショウバトラーのタイムが1分27秒8。
その週の最上級クラスのレースが、1分27秒1、タカラアジュディでありました。
馬場状態に若干の違いはあるとはいえ、ムーンバレイのこの時の走りがいかに優秀なタイムであったかわかるというものでしょう。
そしてそのレースの2着馬とは・・・・・、
・・・・・何を隠そうキングスゾーンだったのです。
そのレースが、今でも私の心の中に亡霊のように、この2頭の力関係の秩序を支配してしまっているのです。
あれから約1年。。。川崎の「スパーキングサマーカップ」。
こういった舞台で、またこの2頭がこのような形であいまみえようとは、不思議な感じがします。
思えばこの2頭、それから二度、交流重賞という大舞台で戦ってきています。
一番印象深いのは、昨年末の「名古屋グランプリ(JpnⅢ)」。
2500m戦。
まるで長距離レースとは思えないようなペースで2頭がかかり気味に競り合ってしまい、共に大惨敗したレースです。
考えても見れば、あの時がこの2頭の、最もピークの状態の時期ではなかったでしょうか?
さほどレース前に入れ込んでいたわけでもなく迎えた、あの1周目の激しい競り合いのレースぶりが、この2頭の気力充実を物語っているように思えました。
確かに勝ったヴァーミリアンは強かったですが、あの「名古屋グランプリ」が1400m戦であったなら、多分この2頭は勝ち馬と好勝負していたのではないか?・・・などと思ったりもするほどです。
思うに、あれからこの2頭は、あの時ほどの状態には一度も無いように感じます。
確かにムーンバレイは、「名古屋大賞典(JpnⅢ)」2着、「かきつばた記念(JpnⅢ)」4着と好走してはいますが、どちらかといえばどちらも”吉田稔の力”で勝ったようなレースです。
決して馬自体は、私の目には絶好調には見えませんでした。
一方のキングスゾーンも、全国各地の交流重賞で好走は繰り返していますが、去年のように走りに勢いと気迫が感じられないような気がしています。
それはこの馬が、今年に入って比較的長い距離を使われるようになってきたせいもあるのかも知れません。
それは精神的に成熟してきたということで、騎手にとってレース運びをし易くなるという利点はありますが、かといって競走するにあたって必ずしも全面的に良いということばかりではないように思います。
走るのは馬なのですから。
馬の速く走ろうとする気迫、勢い、のようなもの。
それが一番重要であると、私は思うのです。
さて今回。
対照的なローテーションで挑んできたこの2頭。
2ヵ月半の休養を挟み、充電に努めてきたムーンバレイ。
中央挑戦、さらにスピード競馬を追求し、強行軍のキングスゾーン。
どちらの馬が結果を出すのでしょうか?
楽しみでなりません。
馬の能力だけの話をするならば、私はこの距離ならばムーンバレイの方に分があるように思います。
それは、あの去年の8月の亡霊が、まだ私の頭から離れないからなのかも知れません。
しかし勝負はそれだけではない。
遠征競馬の経験が少ないムーンバレイ。
キングスゾーンは、遠征競馬はもう慣れたものです。
ムーンバレイに左回りはどうなのか?
はたまた走れる状態にあるのか?
圧勝も考えられれば惨敗もある。。。それがムーンバレイ。
絶対ソコソコは結果を残す、間違いが少ないと考えられるのはキングスゾーンの方でしょう。
前走、中央のダート戦で芝並みのペースで先行して、自己ベストのタイムで走り切ったことを考えれば、自力強化は明白です。
あとやはり、疲れ、調子がどうなのかが、この馬の問題。
またこの馬には展開が向くかどうかということも重要です。
乗り難しいと言われるこの馬を安部幸夫ジョッキーが御しきれるのか?
名古屋の名手、吉田稔ジョッキーとのかけひきにも注目です。
ムーンバレイ VS キングスゾーン
こういった構図でこのレースを見るのも、また一興かも知れません。
予想は昨日のこのブログで大雑把にしました。
南関東の有力馬の見解は、そのままにします。
ただ、昨日の本命馬◎ブルーローレンスは、的場文男騎手乗り替わりのため少々評価を下げています。
しかしながらよくよく考えても見れば、どうせ私はこの名古屋の2頭から買うことになるのでしょうから、予想するというのもおかしな話です。
いろいろな方面の予想を見たりしましたが、やはり名古屋の2頭から買うつもりです。
ベストの力を出せば、どちらも勝ち切れる鞍ですから。。。
<最終予想>
◎ ムーンバレイ
○ キングスゾーン
▲ ブルーローレンス
△ ルースリンド
× シャイニールック
バレイ→ゾーン、ゾーン→バレイ、の馬単裏表2点で勝負!
オッズによっては馬連1点ドカン、になるかも?
バレイ&ゾーンの2頭軸から、南関3頭への三連複流しが押さえ。
以上5点。
う~ん。。。それならキングスゾーンが◎でもいいわけですが。。。
まあ、名古屋の2頭は一蓮托生ということで。(笑)
資金に余裕があれば、オッズを見て名古屋のどちらかの馬から、南関3頭に馬連で少々バラまいておくかな?
どちらの馬にするかは、当日のお楽しみに取っておこう。。。(笑)
ちなみに、キングスゾーンはムーンバレイに、これまで一度も先着したことがないんですよねー。。。(汗)
これって、どうなんでしょ???
それでは、また。
亡霊といっても、もうすでに死んでしまってこの世から消え去ってしまったモノの話というわけではないのですが。
それは、去年の8月のレース。
それが私の中で、今でも強烈に心の中の何かを掴んで離さないのです。
それは、ムーンバレイの破壊力。
2006年、8月。
1400m戦。
名古屋、良馬場、1分25秒2の勝ちタイム。
4角からの好位差し、2着につけた着差は、1.0秒。
名古屋の直線だけで1.0秒、5馬身、です。
エンジンがかかった瞬間に、後続はみるみる小さくなっていきました。
さらにその2着馬から3着馬までは2.3秒もの大差。
もしこの2着馬がいなければ、その差3.3秒。
その走りは、まさに圧倒的なナタの切れ味。
ドスン!と私の心に突き刺さりました。
ペースの起伏が少なくて済むこの辺りの距離ならば、誰も寄せ付けないような力を感じさせました。
ちなみに今年の「かきつばた記念(JpnⅢ)」のメイショウバトラーのタイムが1分27秒8。
その週の最上級クラスのレースが、1分27秒1、タカラアジュディでありました。
馬場状態に若干の違いはあるとはいえ、ムーンバレイのこの時の走りがいかに優秀なタイムであったかわかるというものでしょう。
そしてそのレースの2着馬とは・・・・・、
・・・・・何を隠そうキングスゾーンだったのです。
そのレースが、今でも私の心の中に亡霊のように、この2頭の力関係の秩序を支配してしまっているのです。
あれから約1年。。。川崎の「スパーキングサマーカップ」。
こういった舞台で、またこの2頭がこのような形であいまみえようとは、不思議な感じがします。
思えばこの2頭、それから二度、交流重賞という大舞台で戦ってきています。
一番印象深いのは、昨年末の「名古屋グランプリ(JpnⅢ)」。
2500m戦。
まるで長距離レースとは思えないようなペースで2頭がかかり気味に競り合ってしまい、共に大惨敗したレースです。
考えても見れば、あの時がこの2頭の、最もピークの状態の時期ではなかったでしょうか?
さほどレース前に入れ込んでいたわけでもなく迎えた、あの1周目の激しい競り合いのレースぶりが、この2頭の気力充実を物語っているように思えました。
確かに勝ったヴァーミリアンは強かったですが、あの「名古屋グランプリ」が1400m戦であったなら、多分この2頭は勝ち馬と好勝負していたのではないか?・・・などと思ったりもするほどです。
思うに、あれからこの2頭は、あの時ほどの状態には一度も無いように感じます。
確かにムーンバレイは、「名古屋大賞典(JpnⅢ)」2着、「かきつばた記念(JpnⅢ)」4着と好走してはいますが、どちらかといえばどちらも”吉田稔の力”で勝ったようなレースです。
決して馬自体は、私の目には絶好調には見えませんでした。
一方のキングスゾーンも、全国各地の交流重賞で好走は繰り返していますが、去年のように走りに勢いと気迫が感じられないような気がしています。
それはこの馬が、今年に入って比較的長い距離を使われるようになってきたせいもあるのかも知れません。
それは精神的に成熟してきたということで、騎手にとってレース運びをし易くなるという利点はありますが、かといって競走するにあたって必ずしも全面的に良いということばかりではないように思います。
走るのは馬なのですから。
馬の速く走ろうとする気迫、勢い、のようなもの。
それが一番重要であると、私は思うのです。
さて今回。
対照的なローテーションで挑んできたこの2頭。
2ヵ月半の休養を挟み、充電に努めてきたムーンバレイ。
中央挑戦、さらにスピード競馬を追求し、強行軍のキングスゾーン。
どちらの馬が結果を出すのでしょうか?
楽しみでなりません。
馬の能力だけの話をするならば、私はこの距離ならばムーンバレイの方に分があるように思います。
それは、あの去年の8月の亡霊が、まだ私の頭から離れないからなのかも知れません。
しかし勝負はそれだけではない。
遠征競馬の経験が少ないムーンバレイ。
キングスゾーンは、遠征競馬はもう慣れたものです。
ムーンバレイに左回りはどうなのか?
はたまた走れる状態にあるのか?
圧勝も考えられれば惨敗もある。。。それがムーンバレイ。
絶対ソコソコは結果を残す、間違いが少ないと考えられるのはキングスゾーンの方でしょう。
前走、中央のダート戦で芝並みのペースで先行して、自己ベストのタイムで走り切ったことを考えれば、自力強化は明白です。
あとやはり、疲れ、調子がどうなのかが、この馬の問題。
またこの馬には展開が向くかどうかということも重要です。
乗り難しいと言われるこの馬を安部幸夫ジョッキーが御しきれるのか?
名古屋の名手、吉田稔ジョッキーとのかけひきにも注目です。
ムーンバレイ VS キングスゾーン
こういった構図でこのレースを見るのも、また一興かも知れません。
予想は昨日のこのブログで大雑把にしました。
南関東の有力馬の見解は、そのままにします。
ただ、昨日の本命馬◎ブルーローレンスは、的場文男騎手乗り替わりのため少々評価を下げています。
しかしながらよくよく考えても見れば、どうせ私はこの名古屋の2頭から買うことになるのでしょうから、予想するというのもおかしな話です。
いろいろな方面の予想を見たりしましたが、やはり名古屋の2頭から買うつもりです。
ベストの力を出せば、どちらも勝ち切れる鞍ですから。。。
<最終予想>
◎ ムーンバレイ
○ キングスゾーン
▲ ブルーローレンス
△ ルースリンド
× シャイニールック
バレイ→ゾーン、ゾーン→バレイ、の馬単裏表2点で勝負!
オッズによっては馬連1点ドカン、になるかも?
バレイ&ゾーンの2頭軸から、南関3頭への三連複流しが押さえ。
以上5点。
う~ん。。。それならキングスゾーンが◎でもいいわけですが。。。
まあ、名古屋の2頭は一蓮托生ということで。(笑)
資金に余裕があれば、オッズを見て名古屋のどちらかの馬から、南関3頭に馬連で少々バラまいておくかな?
どちらの馬にするかは、当日のお楽しみに取っておこう。。。(笑)
ちなみに、キングスゾーンはムーンバレイに、これまで一度も先着したことがないんですよねー。。。(汗)
これって、どうなんでしょ???
それでは、また。