
小松空港(2015年8月中旬)
小松空港は石川県小松市にある空港で、羽田便を中心に国内6空港・海外3空港(2015年8月現在)への便があります。北陸新幹線の開業後は利用者が減少しており、石川県の利用者が大幅に減っているとのことですが、その一方で福井県からの利用者が相対的に増加しているとのことです。
・小松―羽田便で福井が存在感 北陸新幹線開業後落ち込み小さく(2015年8月3日 福井新聞)
記事によれば、北陸新幹線開業前後(昨年10月と今年5月)で小松空港の小松―羽田便の利用者は約3割減となっている一方で、福井県からの利用者は9%程度の減少にとどまっているとのこと。内訳としては、小松着便から福井へ向かう利用者では25%減、福井から小松発便への利用者は21%増加し、発着便合計で9%減とのこと。北陸在住者全体でみると、小松発便の利用は30.9%の減少とのことです。
このような背景から、福井県では小松空港の利用促進に力を入れており、空港でのPR活動などを展開しています。ここでは小松空港でみる「福井県」について紹介したいと思います。
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飛行機で小松空港に到着し、1階のターンテーブルと到着ロビーを抜けると、バス乗り場への玄関口の横にひときわ目を引く恐竜ディスプレイが鎮座しています。これは、昨年から設置されているものであり、福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)に代表される「恐竜王国福井」をPRしています。

このディスプレイで「出演」しているのは福井県で発掘された肉食恐竜「フクイラプトル」です。



フクイラプトルは単なる飾りではなく、目の前に立つと動く仕組みになっています。
なお、記念撮影がしやすいように、カメラのシャッター音のあと時計の針の音がする間(15秒程度)は止まってくれます。
入口横にあるだけあって、家族連れを中心に利用者の注目度は大きいようです。

なお、恐竜ディスプレイは当初、同じ到着ロビーの隅っこのほうに置かれていましたが、目立たないとのことで、6月から現在の位置に移されました。(移動される前は恐竜博士のベンチもありました。)

恐竜博士といっしょに化石を眺める?フクイラプトル


なお、小松空港から福井県までは、京福バスのリムジンバスが運行されています。
(小松空港からJR福井駅東口まで。途中、丸岡ICと福井北ICで停車します。)
・片道1250円(券売機は、小松空港バスのりばと福井駅東口バスチケットセンターにあります。)
・3か月有効の4枚つづり回数券(4400円)は福井駅東口のバスチケットセンター券売機でのみ販売しています。
今回は空港到着後の視点から紹介しましたが、次回は空港出発時の視点から小松空港の「福井県」を紹介したいと思います。
(関連)
・小松空港
・お盆の小松―羽田便、全日空の利用者43%減 日航24%減 (2015/8/18 日経新聞)
・北陸新幹線で航空事情が様変わり 小松空港はまるで福井の玄関(2015年7月14日 福井新聞)