「南越線開業100周年展」の行き帰りに、久しぶりに福鉄電車を利用しました。その中で、現在ある大型車両を見ることが出来ましたので、お伝えしたいと思います。
北府駅の車両工場そばに留め置かれている200形201号。今年の春先には営業運転から外れたそうであり、現在は2両編成の車両を分けたうえで、2両が向かい合った形で留められています。色褪せとサビがひどくなっていました。
そのすぐ後ろ(駅に近い側)に止められている600形602号。昨年まで夏の「ビア電号」と冬の「居酒屋電車」に使用されていましたが、今年はいずれも運行を行っていません。専らイベント電車として利用されていますが、こちらも色褪せやサビが目立っています。通常の営業用ではありませんが、新型のF1000形増備後も残るでしょうか。なお601号はすでに廃車となっています。
越前武生駅では、200形203号が停車していました。日曜でしたが、この日も運行されていました。隣の880形は乗車していた888-889編成。最近まで赤い「コカコーラ号」だった車両です。888-889編成が塗装を変えたばかりであることもあってか、203号の古めかしさ・くたびれた感じが際立っているように感じます。
記念展からの帰り、北府駅へ移動する途中で見かけた610形。この日は洗車場に留め置かれていました。汚れはともかくも、ところどころ塗装の剥げや穴が見られました。塗装の補修も部分部分で行われており、補修された部分とそうでない部分との色の濃さが違っていました。
北府駅には200形202号が留め置かれていました。こちらもサビがやや目立ちます。
202号の扉部分。ソフトバンクのWiFi使用可能のシールが貼られていました。一方で扉の塗装が大きく剥がれており(開閉時に擦れた?)、車両の老朽化を感じさせられます。
200形202号と770形772-773編成。
770形の後ろに留め置かれていたF1000形。この日は営業運転に入らず、調整をしているようでした。F1000形も導入当初の固定ダイヤ運行時に比べて、現在は運行頻度が減っているようです。大型車両については、休日ということもありますが、こちらもあまり運行されていないようでした。
いずれも色あせなどが目立つ大型車両ですが、F1000形の増備に伴い大型車両の置き換え・廃車が予定されているだけに、大型車両にはあまり手がかけられていないのかもしれません。大型車両は定員数が多いため通勤・通学時間帯にはまだまだ重宝されていますが、ホームとの乗り降りにはステップの上り下りが必要なため、F1000形や他の小型車両に比べて利用しづらいという難点もあります。また、200形については導入から54年ないし52年経つこともあり、維持が難しくなっていることも、大型車両の運行に影響しているといえます。
とはいえ、大型車両、とりわけ200形は長らく福井鉄道を支え、一時期は急行専用電車として運行された「花形電車」であることから、このまますべて廃車・解体というのは寂しいものです。200形保存に向けた活動も行われていますが、かつての福井鉄道を支えた車両として、せめて1編成だけでも保存が実現されれば、と思います。
(その他)
越前武生駅に留め置かれていた880形2編成(886-887号および882-883号)。この日見た車両の留置状況を考えると、昼間の時間帯は小型車両でも限られた編成数で運行されているようです。
北府駅の車両工場そばに留め置かれている200形201号。今年の春先には営業運転から外れたそうであり、現在は2両編成の車両を分けたうえで、2両が向かい合った形で留められています。色褪せとサビがひどくなっていました。
そのすぐ後ろ(駅に近い側)に止められている600形602号。昨年まで夏の「ビア電号」と冬の「居酒屋電車」に使用されていましたが、今年はいずれも運行を行っていません。専らイベント電車として利用されていますが、こちらも色褪せやサビが目立っています。通常の営業用ではありませんが、新型のF1000形増備後も残るでしょうか。なお601号はすでに廃車となっています。
越前武生駅では、200形203号が停車していました。日曜でしたが、この日も運行されていました。隣の880形は乗車していた888-889編成。最近まで赤い「コカコーラ号」だった車両です。888-889編成が塗装を変えたばかりであることもあってか、203号の古めかしさ・くたびれた感じが際立っているように感じます。
記念展からの帰り、北府駅へ移動する途中で見かけた610形。この日は洗車場に留め置かれていました。汚れはともかくも、ところどころ塗装の剥げや穴が見られました。塗装の補修も部分部分で行われており、補修された部分とそうでない部分との色の濃さが違っていました。
北府駅には200形202号が留め置かれていました。こちらもサビがやや目立ちます。
202号の扉部分。ソフトバンクのWiFi使用可能のシールが貼られていました。一方で扉の塗装が大きく剥がれており(開閉時に擦れた?)、車両の老朽化を感じさせられます。
200形202号と770形772-773編成。
770形の後ろに留め置かれていたF1000形。この日は営業運転に入らず、調整をしているようでした。F1000形も導入当初の固定ダイヤ運行時に比べて、現在は運行頻度が減っているようです。大型車両については、休日ということもありますが、こちらもあまり運行されていないようでした。
いずれも色あせなどが目立つ大型車両ですが、F1000形の増備に伴い大型車両の置き換え・廃車が予定されているだけに、大型車両にはあまり手がかけられていないのかもしれません。大型車両は定員数が多いため通勤・通学時間帯にはまだまだ重宝されていますが、ホームとの乗り降りにはステップの上り下りが必要なため、F1000形や他の小型車両に比べて利用しづらいという難点もあります。また、200形については導入から54年ないし52年経つこともあり、維持が難しくなっていることも、大型車両の運行に影響しているといえます。
とはいえ、大型車両、とりわけ200形は長らく福井鉄道を支え、一時期は急行専用電車として運行された「花形電車」であることから、このまますべて廃車・解体というのは寂しいものです。200形保存に向けた活動も行われていますが、かつての福井鉄道を支えた車両として、せめて1編成だけでも保存が実現されれば、と思います。
(その他)
越前武生駅に留め置かれていた880形2編成(886-887号および882-883号)。この日見た車両の留置状況を考えると、昼間の時間帯は小型車両でも限られた編成数で運行されているようです。