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福島原発設計 元東芝の技術者「津波全く想定せず」

2011年03月21日 | 東北地方太平洋沖地震
福島原発設計 元東芝の技術者「津波全く想定せず」(2011/03/17 10:22 北海道新聞)
 
東京電力福島第1原発を設計した東芝の元技術者、小倉志郎さん(69)=横浜市=が16日、東京の外国特派員協会で記者会見し「1967年の1号機着工時は、米国ゼネラルエレクトリック社(GE)の設計をそのままコピーしたので、津波を全く想定していなかった」と明かした。

三陸沿岸は津波の多発地帯だが、津波が比較的少ない米国技術が今回の被害の盲点となった可能性がある。

日本の原子力発電は英米の技術輸入で始まり、福島原発はそのさきがけ。
小倉さんは1,2,3,5,6号機の冷却部分などを設計し「1号機は、日本側に経験がなく無知に近い状態だった。
地震津波の多発地帯とは知っていたが、批判的に検討、判断できなかった」と話した。2号機からはGEの設計図を改良したが、「マグニチュード8以上の地震は起きない、と社内で言われた。私の定年が近くなってやっと、地震対策の見直しをしたが、それでも大地震は想定しなかった。責任を感じる」と述べた。

今さらこんな告白をされてもね・・・。

2007年7月24日に日本共産党福島県議団が県当局と東京電力に対して行った申し入れに注目。
今回の原子力発電所の事故原因である、津波対策、冷却水の問題、停止後の崩壊熱の問題に言及しています。
東芝はもちろんですが、県や国の利益重視の無責任体勢が大惨事を招いた事は「想定外」では済まされません。
http://www.jcp-fukushima-pref.jp/seisaku/2007/20070724_01.html


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