こんにちは、外国為替トレーダーの、ライトです。
今回のブログは、両建てについてを語ってみようと思います。
自分がポジションを持った途端に、相場がトレンド転換して、
とんでもなく損含みしてしまった経験のある人は、
トレーダーの中に少なくはないだろうと思います。
ライトのブログをこれまで読んできた人は、
両建ては推奨しない派であることはご承知の事だろうと思います。
結局は退場を食らった、一昨年の大勝負のトレードで、
ライトがやむを得ず両建てをした、という話をブログに
書いたと思います。
その当時を振り返りながら両建てについて語ろうと思います。
一昨年の大勝負トレードでは、
過去最高に追証して、しぶとく粘ったトレードをしました。
事の始まりは、スキャルピング用のロットを張ったナンピンを
短時間で数本、建てたことが始まりでした。
先々を見ていたので、3本までは余裕で構えていた。
いつもならば数時間で決着がつくトレードが、この日は予想に反して
逆へ行って決着がつかなくなり、翌日に持ち越したことで、
これまでの負け知らずのトレードの自信もあって、熱くなってしまった。
最初のポジションテイクから3日以内に5本ほどを入れたところで、
ロスカット狩りのターゲットとなり、奇襲が始まる。
この時点で、トレードの成績は元手資金の3倍にまで増やせていたんで、
「余力も増えたことだし、少しロットを上げて、生活の足しに出来る程の
成果をコンスタントに増やして行きたい」と、
誰もが思うであろうステップアップを図ろうと思ったわけです。
その丁度、切り替わりの第一弾トレードで、見事に狙われました。
最終的にはショートのナンピンを8本ぐらい持っていたのかな。
ナンピンしてもナンピンしても、上りまくる、下がり知らずの上昇トレンド。
元手資金と3倍にした利益分が損含みになって、もう持っていられるのがやっとな
状態の時、やむを得ず追証と両建てを繰り返す。
両建てのロングは、スワップがマイナスになるので
利含みする度に決済をしてまたポジションを取る、というのを
繰り返して、とりあえず少しでも余力に回せる資金を増やした。
爆上げしている時などは、過去にこんな額の利益確定をしたことないんだが、
というぐらい、一つのポジションが過去最高の利益を得たこともあった。
けれどその裏では、爆上げの代償でショートがどんどん損を含んでいく・・・
ロングを決済して、すぐにポジションテイクしても、
どうしてもスプレッドによって、ショートのポジションが損をする方に
有利に働いてしまう。
その時の心境を今でも覚えていて、
常にロングの面倒を見ていなければならず、
片時も相場から気持ちが離れることができない状況に陥り、
それがとにかくとても疲れた。
ロスカットになり、戦いが終わった後は本当に
放心状態になるぐらいに。
その戦いを終えた後の相場が、その後どうなったかは、
想像がつくだろうと思います。
プラス2万円程度の、追証ができる状況にあれば、
相場はショート地点に戻ってきて決済処理ができる結果になっていた、という。
疲れはしましたが、ポジションのロット調整はうまくやれていて、
余力さえ増やせていたら退場するほどの状況に
はなっていなかっただろうと思います。
ただし、損含みを堪えるための両建ては、
ロットの加減がかなり難しい!
下手な人は、両建てしたポジションが大きすぎた為に
逆へ行った場合に損が急激に膨張して御破算になる、ということにも
なりかねない。
この経験がある、ライトなので両建ては疲れるのでやりません。
結局、最終的には自分が想定していた根拠のある方向へ向かうんです。
だから、増やした口座や、他の証券会社で両建てポジションを持つ、
ということも根拠がないのでやりたくないですし。
ショートならショート、ロングならロングの
片方向のポジションの行方を見守るのが自分には精一杯なんで。
両建てをやるぐらいならば、余力のあるうちに損切りして
間髪入れずに、損切りした分を取り戻せるロットで
ドテン大勝負をした方がいいと思います。
~追記~
スキャルピングで失敗したとしても、スイングに持ち越して粘れる余力を
計算してトレードをしていても・・・
XM証券で、レバレッジ888で資金ギリギリまでトレードで戦える
環境にあっても・・・・
口座資金が空っぽになる程に、損含みになったわけです。
どれだけ、エグイ爆上げを長期に渡ってされたかは、
理解していただけると思います。
今現在のNYダウ・アメリカ株のような上げ方をされたということです。
“そもそも熱くなって無謀なナンピンをしてなけりゃ、
ロスカットほどの大事には至らなかった”
これがその時の教訓です。