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伊島 散歩 イシマササユリ

2024-06-07 | 徳島県 散歩写真

・徳島県阿南市伊島町
・人口:61世帯、115名(2023年5月31日時点)
・室戸阿南海岸国定公園
・四国最東端の島

伊島の固有種・イシマササユリが見頃の時期(5月下旬~6月上旬)に行ってきました。

阿南市津乃峰町にある「伊島連絡船待合所」まで行き、周辺に車を止めます。無料。

船内でチケットを購入。往復2060円(片道1030円)。往復券は住民のみ購入可能。
5000円や10000円は対応していないので1000円札を用意して行ってね。

約30分で答島行みしま乗船所に到着。小型船なのでけっこう揺れます。
下船の時に船員にチケットを渡す。

私は8時30分の便に乗り、16時の便で帰りました。午前に観光に来た人は、
長い時間、ゆっくりと伊島を堪能することになります。

伊島には外食店がありません。私は断食の日だったので、水分しか
持ちこみませんでしたが、昼食があるイベント日以外は、軽食を
持ってこないと何も食べれません。旅館に泊まる方は不明。

答島行みしま乗船所

伊島漁港防波水門。

伊島の西方には前島と棚子島があり、現在はどちらも無人島である。
前島は、島を半分に割ったような形をしている。

2022年に休校した伊島小中学校。私の高校の同級生に伊島出身がいたが、
彼は高校生の頃から寮で暮らしていた。小中学生だとどうなるのだろうか。。

一般的には、伊島保育所の前の道を歩いてイシマササユリを楽しみますが、
私は伊島小中学校の裏手にある道から登山開始。

伊島保育所。休所中。

イシマササユリの見頃は、5/25から6/10くらいの間。ササユリ保全活動の
関係者のおかげで、きれいな花が見られました。本当にありがとうございます。

ササユリは個体数が約4600本ほど。約60年前には、おおよそ50.000本が
自生していたと考えられている。山に人の手が入らなくなり、
日陰が増えたことなどから数が減ったとも言われる。

こちらは集落に咲いていた一般的な白のササユリ。逆に伊島では希少。

伊島は山があるので、砂防工事がされていて大きな池がある。

伊島は人工的な造林がほぼないので原生林が多い。

登山道はよく整備されていた。

道中には、伊島西国三十三番ミニ霊場がある。

カベヘラ。謎の言葉。

ここからは紀伊半島を望め、地球が丸いことを認識させてくれる。

伊島灯台 ドコモ伊島東基地局。白の四角い灯台。

観音堂。ここまでけっこう歩く。

通夜堂。この裏の道を歩くと、海沿いに出ることができる秘密のルート。

湿原と海の間にあったお地蔵様。ここで長い時間、自然を堪能させていただきました。

野尾辺湿原。昭和25年までは水田化され、集落もあった。
現在は自然に戻り、日本の重要湿原500選のひとつ。

6月上旬でもヘビを3匹見ました。カエルとかが多い湿地に集中していました。
万が一のために、厚手の長ズボンを履いていった方がいいかもしれません。

この湿原は一見の価値あり。人がいないというのは自然を本当に堪能できる。

遮るものがない海沿いは共通だけど、風がものすごい強い。
湿原の草が大きく揺れる姿はとても良かった。

島の氏神様の富所神社(とうしょ)。日本で唯一奥津三神を祭る神社。
江戸時代に蜂須賀家で阿波水軍を率いた森家の命により、1654年、
神野惣右衛門が領主として移り住む。

神野知翁像。わしの同級生に神野(かんの)がいたが、祖先は伊島出身なのだろうか。。

■集落編。

伊吹展望台から見た伊島の町並み。

集落は、防潮堤(ぼうちょうてい)に囲まれて密集している。

船を降りると、手押し車にて荷物を乗せて自宅まで運ぶ。牟岐町の出羽島と同じ。
住民は伊島では車を使っていません。ただ、工事車両だけは走っています。

漁師のウエットスーツが外に多く干されていた。

これといって特徴がない海の集落。過疎により老朽化が著しい。

徳島の海沿いの家はほぼ共通だけど、空き家がすごく多い。

氏神様

目立つ現代的なアパート。工事関係者、休校前の先生の宿舎、島関連で訪れる人用のだと思う。

東京久栄のサテライトオフィス。ここは、海水利用を図る総合エンジニアリング会社。
地方創生プロジェクトを行ってくれているようだ。

松林寺

アロエが多い島

阿南伊島郵便局がある。過疎地の郵便局は、今後、いつまで残るのだろうか。

本当にのどかな漁村です。

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