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東洋整体研究所blog

東洋整体研究所 院長が書く健康と身体についての色々

原因をとってみましょう

2018年11月12日 | 整体
さてもう一つの問題点。

それは症状と原因がイコールではない

という事です。ちょっとわかり辛いので簡単に説明しますと

「首がはって辛い」「腰がはって困る」

という患者さんが多いのですが

張ってるというのは

「引っぱられてる」の「はってる」

だと思って下さい。つまり

引っぱってる方がそのまま

なので、幾らゆるめてみても

また同じように「引っぱられて」しまう訳です。

何年もマッサージや接骨院に通ってるけど~~ という方はまさにそれです。

原因の方は何も解決していないので、元に戻ってしまう訳です。

ではどうしたらいいのか。

筋肉がちぢこまっているなら のばせばいいのです。

まずは首~肩から

1 両手を組んで(軽くで結構です)痛くないとこまで上にあげていく

2 その状態のまま首をゆっくり痛くないとこまで反る(上を向く)

3 そのままの状態で30秒

これだけです。

こんな事位で?!という声が聞こえてきそうですが、まずはお試し下さい

ポイントは 「痛くない」とこまで という点。

痛いまでやっては決していけません。ムリをしない。

たった30秒?と思うかもしれませんがやってみて下さい。意外に長い時間です。

筋肉というのは30秒未満ではストレッチの効果はあらわれないのです。

のばされた→元に戻った というだけ。

30秒維持することによってのびた筋肉がその状態でいようとしてくれます。

これを一日5~6回。

やっていただけるとわかると思いますが、手と首をおろすと首~肩にかけて

「じわ~~~」

と血の巡りがよくなるというか、スッキリする感じがわかるかと。

つまり頭と上肢(両腕)の重みが常にストレスをかけている。

それをたった30秒とりさっただけで、血行は良くなり、筋肉もほぐれるのです。

「そんな事位で変わる訳ない」

と思われている方。是非まずはやってみてください。

お金もかかりません。場所もとりません。時間もたった30秒。

それをしないことの繰り返しが、ここまで筋肉に負担をかけていた訳ですから。

腰の方のお話は長くなったので次回に。

歪みの原因

2018年11月12日 | 整体
前回検査の話をしました。

日本人の場合、主に2か所に疲れがたまります。それは

首~肩 そして 腰

首は前に曲げる(下をみる)ことはあっても、反る(上をみる)ねじる(左右に向く)は少ないですよね?

肩も前下半分は、仕事や家事その他使っても、上や後ろに腕を廻す事は少ないと思います。

その為、つかっている筋肉にばかり疲労がたまる。

そして使ってない筋肉とのバランスが崩れてくるのです。


腰の部分も同じで、曲げる(下に)ことはあっても、反ったりねじったりは少ないですね。

そのため支えになる部分(腰椎=腰の背骨の部分 の4・5番目)に負担がかかるのです。

しかも腰の所はそれだけではありません。

股関節

歩く前後は使っても、左右、そして外旋(つま先を外側に向ける動き)は ほとんどしないとおもいます。

「何もしてない」とおっしゃる患者さんが多いのですが

重い荷物持ってると、手が痺れてくるのはわかると思います。

同じように、腰には上半身の重みが常にかかっていて、腰も股関節も一方的な動きしかしないのです

当然疲れがたまってくる筋肉がでてきます。


上の首~肩 で言えば 僧帽筋を筆頭に後ろ側の筋肉群

腰で言えば 大腰筋と腸骨筋という骨盤の内側にあたる筋肉です。

その筋肉が解り易く言うと「縮こまって動かない」

つまり「力が最初から入ってるので力が入れられない状態」になっているのです。

ならば、その筋肉をゆるめてあげれば解決します。

ところが、筋肉は表層だけではなく何層にもなっていて深い筋肉をゆるめるのがマッサージには向いてないのです。

勿論、接骨院や病院もそうです。

そしてもう一つ、問題点があるのですが それは次回

歪みをおこさせないためには

2018年11月12日 | 整体
さて歪みをおこさせない為にはどうするかです

前回書いた様に

疲労・冷え・ストレス > 回復力

で歪みがおこるなら、このカッコを逆向き、つまり

疲労・冷え・ストレス < 回復力

にすれば問題なくなる訳です。

これを病院では左側を抑え込む事によってバランスさせようとします。

つまり

疲労・・・・仕事休みましょう スポーツやめましょう 安静に

冷え・・・・暖める(ホットパックや遠赤外線等)

ストレス・・薬飲んだりカウンセリング等

という事によってです。

でも実際問題、仕事辞めたり、家事しない、やりたい事が出来ないのでは

何の意味もないですよね?

ならばどうしたらいいかと言えば、右側をUPさせる事によってバランスさせることです。

回復力は ちゃんと休養を取らなかったり(徹夜とか)年齢にもよって落ちてはきますが、

それ以上にUPさせる方法があれば、全然問題ない。

で、ここで問題なのが、どう回復力をUPさせるかです。

それにはまず、どこに負担がかかっているかが解る事からはじめます。

「腰の辺りが」 「肩のへんが」 「首回りが」

というのでは具体的に、どの筋肉がということまでは解りません。

病院ではそれをレントゲンやMRI等を使って突き止めようとしますが

レントゲンは骨に異常なければ解らないですし、MRIは筋肉・靭帯等までわかりますが この場合

骨は折れてませんし 筋肉も切れていないし損傷していない

なので「異常ありません」となってしまう訳です。

異常なかったら病院行きませんよね?

ですから正確に言えば「病院の見方では異常がない」というのが正しい言い方であります。

整体ではそれを

主訴=どこが痛い どこが気になる

稼働制限=どこまで動く 動いた時に痛みがでる・違和感がある

触診=触ってみて筋肉の状態をみる

ことによってキチンと状態を把握します。

長くなりましたので続きは次回

何もしていないのに何故?

2018年11月12日 | 整体
「何もしていないのに何故?」

 多くの患者さんが初めに来院された時に言われる言葉です。
患者さんにしてみれば
「どうして何もしていないのに、こうなってしまったのだろう?」
 と不思議に思われるのも無理はありません。
 ですが、専門家の私は
「逆に何もしていないからその様な症状がでてくる事があるのです」
 と答えます。
 
つまり日常生活において、首や腰の部分を前に曲げる事は多々あっても
「反る・捻転する」
 という動きをあまりしないのが現代人の生活です。
 元々これらの部位は
首=頭の重みと上肢(腕)の重みを支える
腰=上半身の重みを支える
 という働きを自覚していなくともしています。
その上で一方的な動きしかしない。
 他に例えで言うなら、重い荷物をずっと持っていると手が痺れてくるのと同様です。他の動きをしてあげたり、荷物をおけば痺れも取れますが、首も腰も重みを取ることは出来ません。
 つまり支えている筋肉にばかり更に負担がかかってしまう=疲労が蓄積する訳です。
 そしてもう一つがその一方的な動きによって
「他の筋肉とのバランスが崩れてしまう」
 訳です。
 普段から捻転・反るという動きをしておけばそこまで疲労は蓄積しません。
「忙しいから」
 と言ってやらないのではなく
「忙しいからこそ、疲れを残さない為に」
 自分の回復力を上げるために普段動かさない方向にも身体を動かすことを私は勧めています。

整体とは

2018年11月12日 | 整体
整体とは?

整体とはその名の通り「身体を整えて本来の状態に戻す」手技の事です。
その目的は
「人間の本来ある自己治癒力を高め健康な状態に戻す」
 というものです。
 
  腰痛や肩こり、膝痛が病院では何故治らない事が多いのでしょうか?
整形外科での「悪い」定義というのは「骨折・脱臼・打撲・捻挫」や「靭帯・筋肉の断裂」というものであり、軟部組織である筋肉が
 「収縮したまま緩まない」
というのは「悪い」定義には当てはまらないからです。
 その理由は、疲労・冷え・ストレス・瞬間的な大きな力(打撲や交通事故等)などが考えられます。
 脳から収縮・弛緩という命令が出ても、それが実行出来ない、または上手く命令が出せなくなっている場合、整形外科ではレントゲンやMRI等画像診断によって
「骨や靭帯に異常はない」
と診断されます。確かに骨や靭帯に異常はなくとも、筋肉の方に異常があり、それが画像診断では解らないので治す事が出来ない訳です。

 整体ではそれを、
「何が原因でそうなったのか?」

 患者さんの主訴・可動域制限・触診
によってつきとめ、それに対する治療を行う事によって「症状の緩和」させるのでなく「根本治療」を行います。
 それによって、本来の可動域をとる事や痛みのない動きが出来るように戻します。