忘れな草と蒼い空

好きなものはどんな時でも ただ馬鹿みたいに大事にすること(「すみわたる夜空のような」/銀色夏生)

「葉桜の季節に君を想うということ」

2010-01-04 21:58:04 | 読んだものメモ
2010年初読みー☆

「葉桜の季節に君を想うということ」(歌野晶午/文春文庫)



※以下ネタバレありです※















「大破局」の章まで、
全っっっっっ然、分からなかった。
登場人物たちの年齢が。
先入観って怖いですね(苦笑)。
乙一さんの本だったかな~。
主人公が男か女か、
最後の最後に気付くってのがあって、
まんまと引っ掛かったんだけど、
あの時と同じくらいの驚きでした。

途中、“節子さん”って人の話になって、
この人は何の関係があるんだ?
って読みながら思ったんだけど、
最後、綺麗に繋がって。
成瀬さんの過去も、
こう繋がるのかぁ~!って思いました。

でもほんと、
彼らの年齢にはびっくりした(笑)。
みんな20代後半から30代ぐらいかなって想像してたのに、
年金の話が出てきた時は
「はっ!?」
って言いそうになりました。
2回目を読んだら、伏線にも気付くのかも。


最後の章に、
「桜が紅葉する」って話が出てきて、
思わず( ̄∀ ̄*)ニヤリとしちゃいました(笑)。
(話の中では、「みんな、桜が紅葉すると知らない」ってことを言ってます)


本のタイトルに惹かれて読んでみたんだけど、
この人の他の作品も読んでみたいなぁ◎


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