誓球の空 - since 2001 -

昭和43年盛夏、初めて出会った人生の師匠は云った。
未来に羽ばたく使命を自覚するとき、才能の芽は急速に伸びる。

epilogue 2017 選手権大会

2017年08月24日 | 誓願の絆2012-2021

埼玉勢として悲願の初優勝を果たした花咲徳栄・岩井隆監督は少しだけ目を潤ませた。
そっと天を見上げ、つぶやいた。
オヤジがどこかで見てて、守ってくれたんだと思います。

オヤジとは、故・稲垣人司さんのことだ。
東京・創価高監督時代には、日本ハム・栗山監督や元近鉄・小野らを育てた名伯楽
中学3年時、友人の付き添いで同校グラウンドに足を運んだ際、
理論派で知られる稲垣さんの言葉に感銘を受けた。

この人に一生ついていかないといけないと思った。
翌春、神奈川・桐光学園に移ったオヤジを追って同校に進学
東北福祉大を卒業すると、花咲徳栄に移っていた恩師の下で約9年間コーチ修業を積んだ。

2000年秋、練習試合中に稲垣さんが倒れ急逝
翌年から監督となると、その夏にいきなり初の甲子園出場
だが、なかなか勝てない時期が続き、いつしか神社に足しげく通うようになった。

魔物に勝つには神かなと思って、かばんの中はお守りだらけ。
30個くらいはありますよと笑うが、自らが育て上げたチームは実力で日本一を勝ち取ってみせた。

                                心の琴線に触れる記事を見つけた。
                                [ 2017. 8.24 スポーツ報知 ]

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