道東を発見する旅 第3の人生

生ハムまつり、酸化、生ハムとウニ、カビ、突き指と水虫

10月にはいりました。先週は中秋の名月で夜9時ごろ、とても綺麗な月を見ながら、ゆったいと30分ほど散歩しました。

今日は生ハムの話を書きます。

このところ、金曜の夜は息子と時間を合わせて「ボルダリング」に行きます。

その日はボルダリングの後、息子から行きつけのパン屋さんで「生ハム祭り」があるから一緒に行くことになりました。

パン屋さんは、北新地という飲み屋街の端っこにあり、川沿いのビジネスビルの一階にあります。

ビルの周りに庭園があり、お店で買って、屋外のテラスで庭園をながめながら食事できる、おしゃれな雰囲気のお店です。

http://www.lesucrecoeur.com/home.html

ボルダリングの後で、疲れていたので、自分は席を確保して座って待っていたのですが、ガラス越しに見える店の中に、髭のおじさんがせっせとスライサーでハムを切っていました。この人が生ハム職人だったようです。

そして、長い行例に並んでいた息子が生ハムを買って持ってきました。

飲み物は生ハムに合わせた発泡酒と赤ワイン、それにお店の色んな種類のパン、さらにフレッシュなサラダで夕食です。

さて、この生ハムはどう特別なのか・・・・・日本初のイタリア、パルマハムで学んだ職人が岐阜の工房から持ってきて、その場でスライスしてくれるのです。

パルマハムはパルマ地方の気候、湿度などの環境でしか作れないそうで、そんな環境を求めて岐阜に工場を作ったそうです。

大事なのは、生ハムはスライスしてすぐ食べるべきだそうです。

スライスした後、しばらくすると酸化してどんどん変性していくのだそうです。

この職人さんが言うには、日本のレストランで生ハムを食べると、時々、酸化してカビのにおいがすることがあるそうです。以下、この人のサイトですので興味ある方は、関連するサイトを検索してください。通販もやっているようです。

http://bondabon.com/profilo/tada.html

さて、その夜の自分は、ワインを嗜みながら、16か月熟成と24か月熟成の2種類のハムを食べました。

舌の上でとろけて、生ハム独特の味を感じません。普段食べている生ハムは、きっと空気に触れて酸化して変性が進んだ状態で食べているのでしょう。

熟成期間の長さでどう違うのかな、と思いながら食べ比べたのですが、あきらかに24か月のほうがコクがあります。

秋の深まりを感じながら、生ハムとワインとパンを堪能してとても満足しました。

生ハムとウニ

生ハムを食べながら、フッと北海道の漁港で、水揚げされた直後のウニを食べたことを思いだしました。

漁師の奥さんが、ナイフでウニの殻を開いてくれて、そのまま食べたウニはトロッとしていて、舌の上でまさにとろけていったのです。

通常、ウニは保存する為にミョウバンで処理したりしますが、時間がたつと、どんどん酸化が進んで、独特の味に変わっていきます。

何でもそうですが、空気に触れた瞬間から、どんどん変化していくのでしょう。

だから、生ハムもウニも、スライスした直後の味、あるいは殻をむいて一口すくったウニの味は、それぞれ酸化した後の癖のある味とは別物だと言っていいかもしれません。

自分も、これから生ハムのスライス直後の味を楽しむことはないのかもしれないと思いました。

人間でもカビ

自分が興味を持ったのは、生ハムでも時間がたつと、カビの臭いがするというくだりです。

人間でもそうです。体調不良の場合とか免疫力の落ちた人とかだと腸内でカンジダというカビが増えます。

自分の場合、以前、ブログに書いたことがありますが、30年くらい前、家内と共に乳酸菌の入ったヨーグルトを食べて腸内細菌を調べるというテストに参加したことがあります。

その時、リアルタイムで自分の腸内細菌の変動を教えてもらったのです。

テストは1か月くらい続いたのですが、イライラして下痢をしている時期には、便でカンジダの量が増えていたそうです。

突き指と水虫

そして最近の出来事です。1か月くらい前にボルダリングで壁を登っているとき、右手の薬指を突き指したのです。

指の第2関節(下の方)回りが太く腫れあがって曲げられなくなり、さらに中指との間、指の股のところが開かなくなりました。

こんなことは滅多にないのですが、しばらく指がビリビリと痛んでいましたが、それでもボルダリングは続けることが出来てしました。

夏なので、指の股のところに汗をかくので、時々、左手で指の間を開いて、こすって汗をふいていたのですが、だんだんと良くなるにつれて放置していました。

3週間ほどたって、薬指の腫れがひいてきて、自力で中指と薬指の間を開くことが出来るようになったのですが、そこで気がついたのが指のまたのところの皮が剥けていたのです。

それは、手の指の股のところに水虫が出来ていたという事です。こんな経験は初めてなので、ちょっと驚きました。

すぐにラミシールを塗って、今はだいぶましです。

身体が錆びつかないように

カビの由来は、環境だと思いますが、人間も油断するとあちこちでカビがはえてくるので、身体が錆びついてカビがはえないように、体のあちこちを錆びつかないように、こまめに手入れする(動かしたり使ったりする)のが大事なのでしょう。

前回、自画自賛で自分の一時記憶の能力を自慢しましたが、あれも毎日仕事していて、頭を使って考えているからかもしれません。

普段から、自分の身体はせっせと手入れしなければなりませんね。

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