ミリオン出版・実話漫画ナックルズ2012年9月号
『ビッグダディに患者のフリして突撃インタビュー!!最終回』
柔道対決や酒盛りも計画していたけど何やら今回は雲行きが怪しいぞ
今月も患者のフリしてダディに話を聞きに行こうと小豆島に飛んだボク。今回は更なるチャレンジとして、柔道着を持って行ってダディと柔道対決、酒を持って行ってダディと酒盛り、などを計画し、どこまでイケるのか試そうと思ったのですが、なんと、この勝手に始めた連載が衝撃的なラストを迎える羽目になってしまいました。
現地に到着し、お菓子や酒などの差し入れを持ってダディ家を訪れると、いつものように暖かく出迎えてくれたのですが、一緒に飲んでくれませんか?というお願いに対しては「ちょっと夜忙しいから」と断られてしまいました。「じゃあいつも通り、診療所の方に腰の治療をお願いに伺いますね」と告げると「今日は日曜で診療所は休みだから、また明日来てね」とのご回答。日曜日が休みだという事を失念していた自分のドジ加減に愛想が尽きながら、次の日を待つことに。
そして翌日、改めて『島の接骨院』に伺い、腰の治療をしてもらう事に。もちろん腰の方は快くOKをもらったものの、雑誌への掲載は制作会社のプロデューサーであるH氏に一度確認をしてほしいとのこと。早速電話して掲載の可否を質問してみたところ
「当然我々としてはOKを出すことはできないですよね。今までの掲載に関しても別にこちらが了承していたわけではありませんし。大体、ミリオン出版さんは実話ナックルズという雑誌の記事で番組について叩いていたじゃないですか」
そういえば兄弟誌の実話ナックルズ12年6月号に『どんなに暇でも見てはいけない情報操作番組ワースト10』という企画がのっていて、『痛快!ビッグダディ』がその1位に輝いていたような・・・。
プロデューサーの正論とダディの男気の前に完全KOされました・・・
「片方でそういうことをやっておいて、もう片方では仲良くしようとする。これはあくまで私の意見ですけれども、そういうのって卑怯だと思うんですよね。例えば、違う制作会社の人間が問題を起こしたとしても、それが我々と同じテレビ朝日系列で働いてる人間だったら、我々も叩かれるのは避けられないでしょう?そういうことについてはどう思われますか。とにかく、掲載に関しては我々としては完全NGと言わざるを得ませんね。それでも掲載するのかどうかは、御社で判断してください」
と、ぐうの音が出ないほどの正論を言われつつも、断られてしまいました。確かに、ここで無理やり話を聞いて、ページにしてしまう事はできたかもしれませんが、ダディとの仲をこれで終わりにしてしまうのは忍びない、との判断で、泣く泣く今回でこの掲載を終了することに致しました。
ダディにも「フライデーや君の所は俺の言った事を曲解せずに書いてくれるから、本当だったら協力してやりたいんだよ。雑誌によっては不意打ちみたいなまねで取材してしかも全然言ってない事を書くところもあるんだから。でも、俺にとってはHさんとの絆が一番大事なんだよ。わかって欲しい」と気遣いの言葉かけて戴きました。いえいえ、立派な筋の通し方だと思います。短い蜜月でしたが、漫画ナックルズは今後もビッグダディこと林下清志さんとそのご家族を応援しています。