刑法:方法の錯誤
刑法課題レポート 18
1.問題
方法の錯誤について論じなさい。
2.回答
方法の錯誤とは行為者の攻撃の結果がその意図した客体とは別の客体に生じた場合をいう。
方法の錯誤があった場合、行為者の故意が阻却されるか否かが問題となる。
この点、行為者の認識した内容と、発生した事実とが具体的に一致していなければ故意を
阻却するという説がある(具体的符合説)。
しかし、未遂や過失処罰規定が無い場合、行為者は無罪となるため妥当な解決が図れない。
また、この説は乙も丙も殺人罪(199 条)の構成要件上は同じ「人」である点を無視してい
ることから妥当でない。
思うに、故意責任の本質は、規範の問..
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民法:時効の援用
民法課題レポート 2
1.問題
丙は、1992 年 2 月1日、同年 3 月1日を弁済期として乙から1000 万円を借り、甲がその物上保証
人となって、自分の所有する A不動産に抵当権を設定した。ところが、丙は弁済期が到来した後も、
この債務を弁済することなく、また乙も何ら催告を行わないまま時が経過した。2002 年 4 月 1 日に
なって、乙は、突然甲に対して A不動産の抵当権を実行した。この場合、甲は抵当権の実行を免れ
ることができるか。
2.回答
1 2002 年 4 月 1 日の時点において、丙に対する乙の債権は、その債権を行使しうる時、すなわ
ち履行期である 1992 年 ..
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民法:時効の援用
民法課題レポート 2
1.問題
丙は、1992 年 2 月1日、同年 3 月1日を弁済期として乙から1000 万円を借り、甲がその物上保証
人となって、自分の所有する A不動産に抵当権を設定した。ところが、丙は弁済期が到来した後も、
この債務を弁済することなく、また乙も何ら催告を行わないまま時が経過した。2002 年 4 月 1 日に
なって、乙は、突然甲に対して A不動産の抵当権を実行した。この場合、甲は抵当権の実行を免れ
ることができるか。
2.回答
1 2002 年 4 月 1 日の時点において、丙に対する乙の債権は、その債権を行使しうる時、すなわ
ち履行期である 1992 年 ..
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民法:時効の援用
民法課題レポート 2
1.問題
丙は、1992 年 2 月1日、同年 3 月1日を弁済期として乙から1000 万円を借り、甲がその物上保証
人となって、自分の所有する A不動産に抵当権を設定した。ところが、丙は弁済期が到来した後も、
この債務を弁済することなく、また乙も何ら催告を行わないまま時が経過した。2002 年 4 月 1 日に
なって、乙は、突然甲に対して A不動産の抵当権を実行した。この場合、甲は抵当権の実行を免れ
ることができるか。
2.回答
1 2002 年 4 月 1 日の時点において、丙に対する乙の債権は、その債権を行使しうる時、すなわ
ち履行期である 1992 年 ..
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刑法:錯誤
刑法課題レポート 16
1.問題
甲は、乙を殺すつもりで、乙に向かってピストルを撃ったところ、弾丸は乙にかすり傷を与えた上に、かた
わらにいた丙に当たって、同人を死亡させた。この場合における甲の罪責につき、自説を述べ、あわせて
反対説を批判せよ。
2.回答
一、甲の丙に対する罪責
1 甲の撃った弾丸がかたわらにいた丙に当たって、丙を死亡させたという点に対して甲に丙に
対する殺人罪(199 条)が成立するか。甲は丙に対して殺意を持っていなかったことから、甲の丙
に対する構成要件的故意(38 条)が認められるかが問題となる。
2 この点、行為者の認識した内容と、発生した事実とが具体的に..
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刑法:錯誤
刑法課題レポート 16
1.問題
甲は、乙を殺すつもりで、乙に向かってピストルを撃ったところ、弾丸は乙にかすり傷を与えた上に、かた
わらにいた丙に当たって、同人を死亡させた。この場合における甲の罪責につき、自説を述べ、あわせて
反対説を批判せよ。
2.回答
一、甲の丙に対する罪責
1 甲の撃った弾丸がかたわらにいた丙に当たって、丙を死亡させたという点に対して甲に丙に
対する殺人罪(199 条)が成立するか。甲は丙に対して殺意を持っていなかったことから、甲の丙
に対する構成要件的故意(38 条)が認められるかが問題となる。
2 この点、行為者の認識した内容と、発生した事実とが具体的に..
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刑法;犯罪論・犯罪成立過程
刑法課題レポート 13
1.問題
犯罪論の体系構成につき論ぜよ。
2.回答
1(1)犯罪論とは、①行為、②構成要件、③違法性、④責任性という 4 つの要素を一定の原理に基づ
いて体系的認識を図る理論のことである。
(2)①について、犯罪は行為であり、思想のゆえに処罰されない、つまり行為がなければ犯罪はな
い(行為主義)。
②について、構成要件とは、法律に規定された個別の犯罪類型のことである。
③について、違法性とは、実質的に法秩序に違反する性質をいう。
④について、責任を問うことができる性質をいう。
(3)それでは、これら 4 つの要素をどう体系化すべきか。
(4)この点、..
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刑法:被害者の同意・被害者の承諾
刑法課題レポート 12
1.問題
被害者の同意について論ぜよ。
2.回答
1(1)35 条は「法令又は正当に業務による行為は、罰しない」と規定している。
(2)35 条は正当防衛(36 条)、緊急避難(37 条)以外の違法性阻却自由を規定したもので、この中に
被害者の同意が含まれる。
2(1)被害者の同意とは、法益主体である被害者が自らの法益侵害に同意することをいう。
(2)それでは違法性阻却の根拠をいかに解すべきか。
(3)思うに、被害者の同意は社会的相当性判断の一資料として意味を持つから、諸般の事情を考慮
して、同意を得た行為が社会的相当な行為であれば、違法性が阻却されると..
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刑法;犯罪論・犯罪成立過程
刑法課題レポート 13
1.問題
犯罪論の体系構成につき論ぜよ。
2.回答
1(1)犯罪論とは、①行為、②構成要件、③違法性、④責任性という 4 つの要素を一定の原理に基づ
いて体系的認識を図る理論のことである。
(2)①について、犯罪は行為であり、思想のゆえに処罰されない、つまり行為がなければ犯罪はな
い(行為主義)。
②について、構成要件とは、法律に規定された個別の犯罪類型のことである。
③について、違法性とは、実質的に法秩序に違反する性質をいう。
④について、責任を問うことができる性質をいう。
(3)それでは、これら 4 つの要素をどう体系化すべきか。
(4)この点、..
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刑法;犯罪論・犯罪成立過程
刑法課題レポート 13
1.問題
犯罪論の体系構成につき論ぜよ。
2.回答
1(1)犯罪論とは、①行為、②構成要件、③違法性、④責任性という 4 つの要素を一定の原理に基づ
いて体系的認識を図る理論のことである。
(2)①について、犯罪は行為であり、思想のゆえに処罰されない、つまり行為がなければ犯罪はな
い(行為主義)。
②について、構成要件とは、法律に規定された個別の犯罪類型のことである。
③について、違法性とは、実質的に法秩序に違反する性質をいう。
④について、責任を問うことができる性質をいう。
(3)それでは、これら 4 つの要素をどう体系化すべきか。
(4)この点、..
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