toromagurohamachi

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小説ノート26

2010-07-23 13:58:59 | Weblog
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わたくし率イン歯―、または世界 2008年04月15日 川上 未映子 お母さんの世界には、体を持ち、同時にそこに意識を持った人たちが数え切れないほどいて、その誰にも他人と自分を間違えようのない、私、としか名づけようのない、なにか中心のようなものがあって、そこからそれぞれの世界を開いているのですよ。お母さんにもそれがあって、なんで、お母さんの私はお母さんのここに、この体に、このように一致してしまっているのかしらねえ。 でも、それが間違っているだなんて、誰にもいえないことなのです。人が大事にしてる考えやものについては、ただしいもおかしいもないのです。 それがきっと、それがきっと、雪国のあのはじまりの、わたくし率が、限りなく無いに近づいて同時に宇宙に膨らんでゆくこのことじたい、愉快も不快もないこれじたい、青木がわたしに教えてくれた、何の主語のない場所、それがそれじたいであるだけでいい世界、それじたいでしかない世界、純粋経験、思うものが思うもの、思うゆえに思うがあって、私もわたしもおらん一瞬だけのこの世界、思う、それ 子ども子どもと云いながら・あなたが欲しがってるものは・ほんまのところ何ですか..

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TAG :子ども,問題,言葉,世界,宇宙,理解,事故,意識,意味,自分

小説ノート25

2010-07-23 13:58:18 | Weblog
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★海辺のカフカ 2006年12月31日 村上 春樹 「想像力を欠いた狭量さ、非寛容さ。ひとり歩きするテーゼ、空疎な用語、簒奪された理想、硬直したシステム。僕にとってほんとうに怖いのはそういうものだ。ぼくはそういうものを心から恐れ憎む。何が正しいか正しくないか―もちろんそれもとても重要な問題だ。しかしそのような個別的な判断の過ちは、多くの場合あとになって訂正できなくはない。過ちを進んで認める勇気さえあれば、だいたいの場合取り返しはつく。しかし想像力を欠いた狭量さや非寛容さは寄生虫と同じなんだ。宿主を変え、かたちを変えてどこまでもつづく。」 世の中に絶対っていうことはない。善悪の判断はとても難しい。 「しかしそれはやらなくちゃならないことだ」 迷宮 目盛りが一段階上 ホシノちゃん ナカタさん
水銀虫 2006年12月29日 朱川 湊人 水銀虫 人の魂の中に入り込んで這いずり回り、やがて無数の穴をあけてしまう。 共依存の関係 Bの方も、Aに振り回されることで自分の精神の安定を図っているからです。「この人には自分がいないとダメなんだ」と思い込んで、そこを自分の居場所にしてしまうのです。 甘える..

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TAG :差別,人間,自分,世界,精神,嫉妬,恋愛,判断

小説ノート24

2010-07-23 13:57:38 | Weblog
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ナラタージュ 2007年01月28日 島本 理生 「・・・君よりも苦労してがんばっている人がいるんだから君もがんばれ、なんて言葉は無意味で、個人の状況を踏まえずに相対化した幸福にはなんの意味もない。誰だって本当は自分の好きなことや明確な人生の目標に対してしか苦しんだり努力したりはできないものなんだから。君が本当に今の場所から離れたいと思ったとき、僕はそれを逃げているとは思わないよ」 「僕が君を助けたわけじゃなくて、たまたま僕の言ったことと、それを受け取る側の君の波長が合っただけだよ。同じことを言ってもまったく効果がない生徒だっている。それに僕だってすべての生徒が求めていたり欲している言葉が分かるわけじゃないんだ。いや、むしろ、ほとんど分からないと言ってもいい。それは年齢のせいだけじゃなくて大人同士でも同じことなんだ。相手の言っていることを完全に汲み取れるほうが珍しいんだ」 「・・・たとえ誰かのせいで不幸になったとしても、人間は基本的に自由なんだから、その不幸から抜け出す努力をすべきなんだよ。死ぬまで誰かのせいにしていたら、なんのために生きていたんだか本当に分からなくなる」
★オーデュボ..

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TAG :戦争,言葉,自由,がん,生徒,自分,映像,時間,思考

小説ノート23

2010-07-23 13:56:57 | Weblog
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★スプートニクの恋人 2007年02月26日 村上 春樹 「知っていると思っていること」と「知らないこと」 「こちら側」と「あちら側」 自分についていったいなにを知っているというのだろう? 思考して、自分をどっかにつなぎとめないとドーンって衝突しちゃう おりの中で生きるのも最低限必要。
エンジェル・エンジェル・エンジェル 2007年02月26日 梨木 香歩 善と悪 創造主と天使と悪魔
★きよしこ 2007年02月24日 重松 清 想像しないで感じること。 気を使わないで素でいること。 そのままでいい。 好きになって、ただ寄り添ってればいいのですね。
アーモンド入りチョコレートのワルツ 2007年02月24日 森 絵都 そうあるべき姿が変化していく悲しさとか嬉しさとか切なさ すべてに終わりがある? 君絵「絶対に、終わりにさせないんだ」 『彼女のアリア』 励ますための嘘、楽しませるための嘘、全部受け入れるための嘘。 こういうのもありだと思う最近であるよ。
毒 poison 2007年02月24日 深谷 忠記 ところが、人間、病気になり、さらには死に直面すると、そうしたものが剥ぎ取られた裸の..

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TAG :人間,結婚,言葉,自由,自分,仕事,価値

小説ノート22

2010-07-23 13:56:19 | Weblog
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絶対泣かない 2007年03月29日 山本 文緒 仕事とは、働くとは、女とは、 女のプライド
三四郎はそれから門を出た 2007年03月29日 三浦 しをん 「こうあるべき」と、根拠もなく不当に押しつけられる枠組みから、どう自由になるか。ある場面では抑圧されている者が、別の場面では容易に抑圧する側にまわってしまう構造に、どう自覚的になるか。 伏見憲明 「関係性」に対して非常に敏感で繊細な思考を見せるが、決して「自分と異質なもの」の排除には傾かない。 橋本治「いま私たちが考えるべきこと」 丸山健二「水の家族」
阿修羅ガール 2007年03月20日 舞城 王太郎 三島由紀夫賞受賞 モト冬樹 生臭い 楽観派! あいつも阿修羅なんだな=諦めではなく、忍耐強い慈悲
冒険の国 2007年03月20日 桐野 夏生 三十路
さくら 2007年03月08日 西 加奈子 色々悪送球がある人生だけど、日常を大切に 性の描写がいいです
ナイフ 2007年03月08日 重松 清 いじめ
羊をめぐる冒険  2007年03月08日 村上 春樹 「べつに心を閉じてるつもりはないんだ」 「何が起こったのか自分でもまだう..

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