こもれ日に包まれる様に活きてゆきたい

今日に見つける、心打つものを残してゆきたいなぁと思いつつ

久しぶりに友人に誘ってもらって

2007-06-11 22:50:25 | Weblog
映画を見に行きました。もちろん、昼間の観客の少ない時間帯を選んでです。
神戸アートヴレッジセンターにて
 "約束の旅路" マイナーな映画で神戸で見られると思いませんでした。

スクリーンから見つめられる「あの目」大勢の母達の目、私の心に突き刺さってくる目。
難民キャンプで訳も解らず母から「行け」「何時までも待って居るから行け」と追われる様に出される一人の少年・・・・・・息子の様に手を引いて引き受けるもう一人の「母」。
アメリカの何とか大作戦によって翻弄される中東アフリカの人々。
色々有って10年、やっと結婚した若い二人の間でつらい離反があり、回りの大人・年寄りが心をこめて互いの相手の経てきた重い経験・思いがある事を思いやれる様にと助言をするのですが、大人の分別・"愛"が 私の頬をぬらしました。
良い映画です。いえ、素晴らしい映画でした。
誘ってもらって良かった。観て良かった。

10年前より更に飢えた砂漠の難民キャンプで観客に・世界中に響くような"叫び"だろうか"嗚咽"だろうか、場内がすっかり明るくなるまでどなたも席を立ちませんでした。
いえ、私は席を立てませんでした、重い重い課題と人の愛の深さに足が震えて・・・・