日本列島を台風が通過し、外は時おり激しい風にうなり声を感じます。
早いもので退院からは1週間が経ち、
ほんの少しずつですが、その頃の記憶の生々しさは薄れゆく予感がしています。
その時に一番過ごす時間が多かったのは当然ベッドの上です。
窓の向こうにはきれいな青空が毎日広がっておりましたが、それは眺めるばかりです。
そうした幽閉感を吹き飛ばすには、現実から離れられる「読書」がなかなか効果的です。
ということで、入院中に読了した一部をピックアップさせて頂きます。
まずは、宮部みゆきさんです。
現代モノではかなり昔から好きな作家の一人です。
下町の雰囲気を表現するときに、私自身の出身地をどことなく思い出させる感じがして好感を持っております。
時代モノもけっこう書いているのですが、それは今まで「食わず嫌い」でした。
江戸時代にミステリーも何もないでしょう…という勝手な決めつけですが。
読んでみれば、この世界に入り込んでしまいますね…それぞれのキャラクターがつい面白いので。
内容に関しても、細かな小道具は、それは江戸時代なのでありませんが、
全体として意外性を表現していて、上下巻のボリュームながら楽しく読めました。
このシリーズでは続編も出ているようなので、チェックしたいと思います。
続いてはバリバリの現代モノ、恩田陸さんです。
それまでに読んだものは、どことなく現実から少し距離があるような無いような感じがしておりましたが、
これはどっぷりと現実っぽい内容です。
題名通りの「受け答え」で淡々と進行していきます。
それぞれのQ&Aの先に起こること、
読者が想像してそれがその通りに進行するかどうかを詳しく示すことなく、
ひたすら淡々と書き記されていきます。
このブログのために画像を撮るときに気がついたのですが、表紙はそういう場面だったのですね…
今の今まで分かりませんでした。
想像をすればするほど、それぞれの読み手の展開が広がりそうな長編です。
何となくですが、読む季節は夏が相応しいかと…私は、背中が涼しくなれました。
それ以外にも「本」は持参したのですが実用書などで、小説はこの2編です。
まだまだ暑い日が続きますが、時には活字を追うのも良い時間の過ごし方かと…
早いもので退院からは1週間が経ち、
ほんの少しずつですが、その頃の記憶の生々しさは薄れゆく予感がしています。
その時に一番過ごす時間が多かったのは当然ベッドの上です。
窓の向こうにはきれいな青空が毎日広がっておりましたが、それは眺めるばかりです。
そうした幽閉感を吹き飛ばすには、現実から離れられる「読書」がなかなか効果的です。
ということで、入院中に読了した一部をピックアップさせて頂きます。
まずは、宮部みゆきさんです。
現代モノではかなり昔から好きな作家の一人です。
下町の雰囲気を表現するときに、私自身の出身地をどことなく思い出させる感じがして好感を持っております。
時代モノもけっこう書いているのですが、それは今まで「食わず嫌い」でした。
江戸時代にミステリーも何もないでしょう…という勝手な決めつけですが。
読んでみれば、この世界に入り込んでしまいますね…それぞれのキャラクターがつい面白いので。
内容に関しても、細かな小道具は、それは江戸時代なのでありませんが、
全体として意外性を表現していて、上下巻のボリュームながら楽しく読めました。
このシリーズでは続編も出ているようなので、チェックしたいと思います。
続いてはバリバリの現代モノ、恩田陸さんです。
それまでに読んだものは、どことなく現実から少し距離があるような無いような感じがしておりましたが、
これはどっぷりと現実っぽい内容です。
題名通りの「受け答え」で淡々と進行していきます。
それぞれのQ&Aの先に起こること、
読者が想像してそれがその通りに進行するかどうかを詳しく示すことなく、
ひたすら淡々と書き記されていきます。
このブログのために画像を撮るときに気がついたのですが、表紙はそういう場面だったのですね…
今の今まで分かりませんでした。
想像をすればするほど、それぞれの読み手の展開が広がりそうな長編です。
何となくですが、読む季節は夏が相応しいかと…私は、背中が涼しくなれました。
それ以外にも「本」は持参したのですが実用書などで、小説はこの2編です。
まだまだ暑い日が続きますが、時には活字を追うのも良い時間の過ごし方かと…