風が心地いい季節になりました。テラスにでて、ゆったりと本でもよいいで見ませんか。
司馬遼太郎といえば、なにを思い浮かばれるでしょうか。「竜馬がゆく」「国盗り物語」「坂の上の雲」辺りでしょうか。時代を動かした人、歴史上の人物を通して、時代そのものを俯瞰する視点、日本とは、日本人とはを思いめぐらせて人ではなかったでしょうか。
「この国のかたち」は、1986~1996年まで、最晩年までの121話題と、いくつかの随想を集めたものです。
小説のように、ある人物に焦点をあてたものではなく、いうなれば、歴史の一断面にスポットを当てた切り口になっています。これまで司馬遼太郎が語ってきた物語のエッセンスを集めたかのようです。いままで司馬文学になじみがあった方には、思わずにやりとするところがあったり、いわゆる「司馬文学」を再確認することができたりもします。反面、司馬文学になじみがなかった方にも、彼の作品の入門編としても十分に楽しめるのではないでしょうか。(お芝居の、舞台裏をのぞき見た感じにはなりますが)
司馬遼太郎が求め続けたもの、「日本とは、日本人とは」、いわゆる「司馬史観」触れることができます。空海から正岡子規まで、飛鳥から昭和の時代までの戯曲のト書を読んでいるかのようです。
このテラスに流れる風は、坂本竜馬にも斎藤道三にも正岡子規にも、なにごとか囁いたのかもしれません。
司馬遼太郎といえば、なにを思い浮かばれるでしょうか。「竜馬がゆく」「国盗り物語」「坂の上の雲」辺りでしょうか。時代を動かした人、歴史上の人物を通して、時代そのものを俯瞰する視点、日本とは、日本人とはを思いめぐらせて人ではなかったでしょうか。
「この国のかたち」は、1986~1996年まで、最晩年までの121話題と、いくつかの随想を集めたものです。
小説のように、ある人物に焦点をあてたものではなく、いうなれば、歴史の一断面にスポットを当てた切り口になっています。これまで司馬遼太郎が語ってきた物語のエッセンスを集めたかのようです。いままで司馬文学になじみがあった方には、思わずにやりとするところがあったり、いわゆる「司馬文学」を再確認することができたりもします。反面、司馬文学になじみがなかった方にも、彼の作品の入門編としても十分に楽しめるのではないでしょうか。(お芝居の、舞台裏をのぞき見た感じにはなりますが)
司馬遼太郎が求め続けたもの、「日本とは、日本人とは」、いわゆる「司馬史観」触れることができます。空海から正岡子規まで、飛鳥から昭和の時代までの戯曲のト書を読んでいるかのようです。
このテラスに流れる風は、坂本竜馬にも斎藤道三にも正岡子規にも、なにごとか囁いたのかもしれません。