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Everyday a line / 1996







「組み合わせ」
07.9.17-1996

絵具の入った箱を掻き混ぜる。
整理整頓のない底から久しぶりの色が見え隠れして
手に取ると昔描いた記憶の絵達が頭に浮かぶ。
さあ、何を描こう。ため息が出る。

目指すところなく絵は描けない。だから画にする日は
それこそ稽古から修練くらいの幅があって
なかなか言いたくないが、非常に面倒くさいのだ。
しかし純粋に絵画、もちろん己自身の表現というものだが
鏡を磨いてよく自分の顔をしみじみと見詰めていくように
無心に近づき向き合える。
反面、画はそっちのけになるのが残念だが。

目指すところなくふらつく散歩にも
清々しい日もあれば重い足取りの日もある。
天気にも負けず歩き始めること。
とにかく出かけること。
それに近い絵具の足取り、組み合わせ。














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