この事件を最初にネットで見たときに、「これでクレームを付けるのは、ちょっと無理があるよなあ」と思いました。
松本さんにしてみれば、「自分が大切にしてきたフレーズ」であることは間違いないでしょうから、確かにおもしろくない事態なのかもしれない。
ただ、素人目には、このフレーズが「誰にも思いつかない、独創的なもの」であるとは思えないんです。
夢と時間という言葉の結びつきは、比較的容易に連想できるのではないでしょうか。
「夢を叶えるために費やしてきた時間は、決して無駄にはならない」
叙情的な表現にせず、こうした平易な文で書いてみても、この両者はすんなりと収まります。
つまり、この2つの要素の関係には普遍性があると、僕は思うのです。
松本さんが、この表現を生み出すまでに至るには、さまざまなご苦労があったのでしょう。
でも、そうして生み出した表現が、「他の誰もが、今後決して思いつかないもの」であるとは限りません。
ましてや、短いフレーズですから、似た表現が登場するのも仕方のないところでしょう。
もちろん、槇原さんが「盗作」していない確証もありません。
が、少なくともこの一節だけを取り上げて盗作を証明することは、相当に無理があると思います。
今後、もし訴訟にまで発展したとしても、松本さんが勝訴することはないんじゃないかなぁ。
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