とみしゅう日記

智子の物語・第四章

何も知らない十代のころに、こんなに熱いメールをもらっていたら、もう夜は大変なことになってましたよ。

あーんなことや、こーんな(以下、検閲削除)

しかし、わたくしもすでに30代。
「ちょっとやそっとじゃくずれない」お年頃なのです。

今回の智子メール。
件名は「言い忘れました。302号室です。」

…マンション暮らしなんでしょうか。

>もしかしてこれが解らなくて来られなかったんでしょうか?
>そんな気がしてもう一度連絡しました。
>私のブログに記載したホテルのことです。

あー、そういうことですか。

>私の家ですともしも夫が戻ってきた時に困りますから…
>あなたと会うためにホテルを取ってあるんです。

贅沢ですね。
たぶん家では、ゴールデンレトリーバーを飼っているに違いない。

>来る前に連絡いただければ確実ですが
>だいたいいつも23時頃まではホテルにいますのでフロントで取り次いでもらえれば大丈夫です。

先輩にこのことを話したら、「ホテルの従業員じゃないの?」と言ってました。
遅くまで、お仕事お疲れさまです。

>もし解らなかったら私のブログに入って来てもらえればわかってもらえると思います。
>前に公開したものもまだ残っています…
>恥ずかしいですけれどあなたとは一度だけでもあんな関係になれたらと夢見ています。。

あんな関係というと。
川沿いの土手で、学ランを脱いでタイマン張って。
お互い、顔を腫れ上がらせながら、大の字に寝ころんで、「お前、やるな」「お前もな」とか言い合って、笑い合う。

という関係ですか。

>http://【るーるる るるる るーるる】.com/c/diary714/
>ここからいたずら防止のメールアドレスチェックだけしたら入れますから気軽に覗いて見てください。
>書き込み自体もその場で出来るものですしそんなに手間はかけさせませんから…連絡お願いします。

ああ、そういう仕組みのブログもあるんですか。
…ん? ブログじゃないのか。
ひょ、ひょっとしたら、何か騙されているんじゃっ?!
【BGM:火曜サスペンス劇場のジングル】

「書き込み自体もその場で出来るものですし」って、どういう意味なんでしょうか。
すいません、僕もあまりPCの知識がないもので。

ちなみに、ここまでのメールのほとんどが、昼の12時に送信されています。
キューピー3分クッキングでも見ながら、メール書いているのかしら、智子は。

ホテルでパート勤務している智子。
本宮ひろしの漫画みたいな関係を作りたいと願っている智子。
読点の打ち方が根本的におかしい智子。

ああ、僕の心は智子でいっぱいだー ←全般的に平坦なアクセント

智子はまだまだ諦めません。
だって女の子だもん。

<つづく>
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