とみしゅう日記

智子の物語・『波乱』

8月も下旬にさしかかりました。
まだまだ暑さが続きそうな中、夏中の疲れが溜まりつつある昨今。
今朝から新しいサプリを飲み始めて、後半に向けてのスタートを切った矢先。

智子から、メールが来ました。

何かをホテルに置いてきた智子。
あるいは今回のメールで、その内容が明らかになるかもしれない。

そう思って見たメールの件名は、「用意したんです。すぐにでも」。

…あれ?
これは確か、第七章のときと同じ件名では…

本文を見て、さらにびっくり。
内容までまったく同じです。

これはどうしたことでしょう。
なぜ、以前と同じ内容のメールを、もう一度送ってきたんでしょうか。

いぶかしく思っていると、またまた智子からメールが。
今度の件名は「今から会いに行きます。」です。

むむむむむ。
今度は、第八章と同じです。

さあ、ここは推理のしどころだ。

同じメールを二度送ってしまう。
これ自体は、決して珍しいことではありません。
しかし、連続して同様のミスを繰り返すということは、よほどの理由があるはずなのです。
決して、オペレーターがいい加減こいて、闇雲に送りつけているわけではないのです。

さて、考えられる理由は何か。

[1] 智子は、猛烈なドジッ子である。

もちろん、眼鏡っ子 (黒縁) でもあります。

電柱にぶつかる。
持っていた飲み物をこぼす。
道に落ちていたバナナの皮で転ぶ。
電車のドアに挟まる。
クレーンを高圧線にぶつけて停電させる。

もう、ありとあらゆるドジッぷりを発揮しているわけですよ、智子は。
もちろん、ドジをするたびに地面に座り込んで、「てへっ♪」と舌を出しながら、自分の頭をコツンとやっているわけですよ。
萌えですよ。バーニングですよ。

もー、そんな智子を見て見ぬふり♪

[2] 文面は同じだが「指し示すもの」が違う。

これは実に高度なテクニックです。
よく「サルヂエ」なんかでやっているでしょ。
同じ文面なのに、二通り意味がある、というやつ。

「ここではきものをぬいでください」が、
「ここで履き物を脱いでください」となったり、
「ここでは着物を脱いでください」となったりするわけです。

「川島なお美」が、
「ワインに詳しい女優」となったり、
「だん吉と一緒に、おまけコーナーやっていた人」になったりするわけです。

そこで、もう一度メールを読んでみると、「用意したんです。すぐにでも」という件名がさっそく引っかかります。
つまり、前回とは「用意したもの」が違っているわけですよ。

前回:ビッグコミック・スピリッツ
今回:ビッグコミック・スペリオール

これくらい違うわけです。

さらに「ホテルで待っているだけではいけませんよね。」にも注意が必要です。
そう、前回とは違うホテルを押さえていたわけです。

前回:帝国ホテル
今回:熱海後楽園ホテル

これくらい違うわけです。

♪└|∵|┐♪└|∵|┘♪┌|∵|┘♪

2つの仮説を立ててみましたが、いずれも甲乙つけがたいほど説得力がありますね。
次回の智子メールで、さらなる進展が見られるかもしれません。

というわけで、次回“智子の物語・『鞦韆』”をお楽しみに。
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