「相手に求めつづけてゆくものが恋 奪うのが恋
与えつづけてゆくものが愛 変わらぬ愛」
--さだまさし「恋愛症候群」より--
恋愛には、少なからず自分本位なところがあります。
相手に振り向いてほしい。一緒にいたい。離れたくない。
それらの思いが常に一致していれば、これほど幸せなことはないでしょう。
ところが現実は、そうそううまくいきません。
いや、うまくいっている瞬間はあるのかもしれない。
ただ、それを実感できるかどうか。
相手の心を覗けたら、どれだけいいだろう。
自分のことをどう思っているのだろう。
楽しい?つまらない?
運良く付き合いが始まったところで、
その問答は(やろうと思えば)いつまでも続きます。
そうした苦悩や焦りが、
でも本当のところ恋愛の醍醐味なのかもしれません。
相手のことを判りたいと願うからこそ、
思いやりという心が生まれるはずなのです。
あるべきはずの葛藤をすっ飛ばそうとするならば、
それはもはや恋愛ではありません。
ただの脅迫です。
暴力で相手を服従させることを、恋愛と錯覚してみせる。
その自分本位さを現代風と思いたくはありません。
恋文がラブコールになり、
絵文字入りのメールで「愛してる」と送るようになっても、
人が人を思う気持ちの本質は普遍であるはずです。
「God Bless You
あなたが永遠に幸せでありますように」
--さだまさし「天然色の化石」より--
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とみしゅう

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