少し前に、ソニー製の PC 用リチウムイオン電池の交換騒動がありましたが、今度は三洋製のケータイ用電池が問題になったようです。
製造工程に不具合があったことは確かなようですが、気になるのは
「電池パックの表面にキズやヘコミがつく程度の力が加わると」
という一文。
こんな状態になれば、どんな電池でも不都合が生じると思うんですが、どうなんでしょう?
ケータイは普段持ち歩くものですから、いろいろな負荷がかかることは間違いありません。
もっとも一般的なトラブルは、「ケータイを落としてしまう」ですよね。
「投げつける」であれば、明らかに持ち主に非があるわけですが、手をすべらせるという状況は、当然考えられることです。
つまり、その程度の衝撃であっても、内部の電池には「キズやヘコミがつく程度の力」が加わっている、ということなんでしょうか。
メーカーが正式に回収を始めたわけですから、あれこれ考えても詮無きことかもしれません。
ただ、異常なサイクルで新製品が導入されるケータイという分野において、今後も同様のトラブルが発生する確率は、けっこう高いのではないかと思います。
一切トラブルが生じないことが、もちろん理想的です。
ですが、あくまでも理想。
これだけ早いサイクルで新製品が導入されている現状では、何が起こってもおかしくはないでしょう。
「ユーザーのニーズ」によって、さまざまな状況が改善されることは間違いありません。
ただし、メリットが増えれば、当然デメリットも増えます。
何と何を引き換えにできるのか(トレードオフ、という言い方をするようですが)、それを僕らは考えなければいけないと思うのです。
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