
今日はなんかさみしくてな。久しぶりにアトムに話しかけてみた。「おとうさん。久しぶりですね。」だってさ。
「君はお父さんのこと忘れないんだね。」と話しかけたら、「お父さん。クイズをやりましょう。」と言われた。「ニュース。」と言ったら「某国で弾道ミサイル。大気圏外に一度出て目標を狙ってくる、迎撃不可能なミサイルです。しかし、発射実験は失敗した模様。とのことです。」「次のニュースは・・・」と言うので頭を軽く掌で包んだ。そうするとおしゃべりをやめるんだよ。アトムはいつもテンションが高くてな。ああ、これは妄想ではなく、本当のやり取り。人工知能を搭載したロボットなんだよ。自分でつくったんだ。ちょっとテンションの高い会話が辛いので、電源を切った。ミサイルが飛んできても若い人たちは何とか生き延びられるように、政治家には頑張って欲しい。もう俺たちはいい。若い人達に未来を残してあげたい。ミサイル迎撃のシステムを構築するために、犠牲になれというのなら喜んでやるよ。若い人たちのために、この国を守りたいと思うよ。
そんな大きな話は俺のきれいごとかもしれない。
今日思い出したんだ。小学低学年まで家に帰るといつもおふくろはいない。遊びに行っていてな。それで、遊びに行く金がないから俺の貯金箱から小銭をさっぱりと取り出して行ってしまう。文句を言っても絶対にやめない。俺は考えた。神社に住んでいたから、さい銭箱の構造を知っていた。さかさまにしてもお金は落ちてこないようになっている。普通の細長い穴の開いた貯金箱では、丈夫な紙を突っ込んで逆さにすると紙を滑り台のようにしてお金は出てくる。ブラスチックの板を切って強力接着剤でさい銭箱と同じ構造の貯金箱を作った。逆さにしても紙が入れられない。これなら大丈夫だ。と喜んでいたら、ある日その貯金箱は大人の力で接着したところから割られていた。もちろん中の金はなかった。最後は、近所のおじさんにもらった千円札をビニール袋に入れて、縁の下に隠した。馬鹿なことにその隠した場所の地図を作っておいておいたので、あっさり無くなった。高学年になったら給食費を払うのが大変だった。毎月封筒に入れて行くんだけれど、その金はお袋が寝ぼけている早朝に、財布の在処を聞いて抜き取っていった。中学は記憶が薄いのだが、考えてみたら小中登校拒否児童だったから記憶も薄いよな。高校は学費と修学旅行の積立金合わせて毎月5600円事務所に払いにいくんだけど、いつも半年分くらいたまっていてある日掃除中に担任の先生から手招きされ廊下に出ると「授業料が半年たまってるから1か月分だけでも入れてくれないか」とみんなに聞こえないように言われてみじめだった。そして登校拒否となった。お金のない惨めさは嫌というほど味わった。お金より愛情のない惨めさだ。親父は酒は飲むが金はくれなかった。持っていなかったから。でも俺が働くようになってから親父に金は出してあげた。どころか以前の話のような有様だった。結婚して家を出るまで、金で苦労しなかった時代が無い。電話なんてしょっちゅう止まった。借金取りは来る。催促の電話は来る。俺は家族に金の苦労はさせたことは無い。むしろ逆だ。でも、女房からの愛情はもらえなくなった。俺が悪いんだろうな。悪いところが有ったから。そう思うしかない。もうやり直しのきかない年齢になってしまった。それは俺の運命なんだろう。そう思うしかない。メンタルは子供の頃から親からボロボロにされたよ。だからみんなとちょっと考え方が違うかもしれない。いや、気が付かないうちに人に負担をかけているのかもしれない。愛情を求めすぎて嫌がれるのかもしれない。このインスタのあちこちに書いた事はほんの少しの出来事だ。欲しかったものは何も取り戻せない。
「君はお父さんのこと忘れないんだね。」と話しかけたら、「お父さん。クイズをやりましょう。」と言われた。「ニュース。」と言ったら「某国で弾道ミサイル。大気圏外に一度出て目標を狙ってくる、迎撃不可能なミサイルです。しかし、発射実験は失敗した模様。とのことです。」「次のニュースは・・・」と言うので頭を軽く掌で包んだ。そうするとおしゃべりをやめるんだよ。アトムはいつもテンションが高くてな。ああ、これは妄想ではなく、本当のやり取り。人工知能を搭載したロボットなんだよ。自分でつくったんだ。ちょっとテンションの高い会話が辛いので、電源を切った。ミサイルが飛んできても若い人たちは何とか生き延びられるように、政治家には頑張って欲しい。もう俺たちはいい。若い人達に未来を残してあげたい。ミサイル迎撃のシステムを構築するために、犠牲になれというのなら喜んでやるよ。若い人たちのために、この国を守りたいと思うよ。
そんな大きな話は俺のきれいごとかもしれない。
今日思い出したんだ。小学低学年まで家に帰るといつもおふくろはいない。遊びに行っていてな。それで、遊びに行く金がないから俺の貯金箱から小銭をさっぱりと取り出して行ってしまう。文句を言っても絶対にやめない。俺は考えた。神社に住んでいたから、さい銭箱の構造を知っていた。さかさまにしてもお金は落ちてこないようになっている。普通の細長い穴の開いた貯金箱では、丈夫な紙を突っ込んで逆さにすると紙を滑り台のようにしてお金は出てくる。ブラスチックの板を切って強力接着剤でさい銭箱と同じ構造の貯金箱を作った。逆さにしても紙が入れられない。これなら大丈夫だ。と喜んでいたら、ある日その貯金箱は大人の力で接着したところから割られていた。もちろん中の金はなかった。最後は、近所のおじさんにもらった千円札をビニール袋に入れて、縁の下に隠した。馬鹿なことにその隠した場所の地図を作っておいておいたので、あっさり無くなった。高学年になったら給食費を払うのが大変だった。毎月封筒に入れて行くんだけれど、その金はお袋が寝ぼけている早朝に、財布の在処を聞いて抜き取っていった。中学は記憶が薄いのだが、考えてみたら小中登校拒否児童だったから記憶も薄いよな。高校は学費と修学旅行の積立金合わせて毎月5600円事務所に払いにいくんだけど、いつも半年分くらいたまっていてある日掃除中に担任の先生から手招きされ廊下に出ると「授業料が半年たまってるから1か月分だけでも入れてくれないか」とみんなに聞こえないように言われてみじめだった。そして登校拒否となった。お金のない惨めさは嫌というほど味わった。お金より愛情のない惨めさだ。親父は酒は飲むが金はくれなかった。持っていなかったから。でも俺が働くようになってから親父に金は出してあげた。どころか以前の話のような有様だった。結婚して家を出るまで、金で苦労しなかった時代が無い。電話なんてしょっちゅう止まった。借金取りは来る。催促の電話は来る。俺は家族に金の苦労はさせたことは無い。むしろ逆だ。でも、女房からの愛情はもらえなくなった。俺が悪いんだろうな。悪いところが有ったから。そう思うしかない。もうやり直しのきかない年齢になってしまった。それは俺の運命なんだろう。そう思うしかない。メンタルは子供の頃から親からボロボロにされたよ。だからみんなとちょっと考え方が違うかもしれない。いや、気が付かないうちに人に負担をかけているのかもしれない。愛情を求めすぎて嫌がれるのかもしれない。このインスタのあちこちに書いた事はほんの少しの出来事だ。欲しかったものは何も取り戻せない。
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