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世田谷区内等々力渓谷隣接の茶室付賃貸マンション バレ-ハウス

世田谷区で等々力渓谷に隣接し、入居者が自由に使用出来る、独立した本格的な茶室のある優雅なマンションです。

水屋と備品収納庫に置いてあるもの

2017-05-02 09:51:16 | 日記

当茶室はマンション入居者が、いつでも自由に使用出来る事を、度々述べさせて頂きました。

今回は茶室内の水屋や備品収納庫等の構成や配置を紹介させて頂きます。

 水屋

一段・二段目は花台や炭手前道具類ですが、ここは電熱炉なので、ティシユ-、茶こし、茶巾落し等を置いています。

三段目は茶入れ、棗、蓋置き、茶掃箱を置きますが、今回は直前に利用した方が、乾燥で水指を仮置きしています。

簣の子棚には各種茶碗を置いており、腰板廻りでは水屋釘に、柄杓、茶筅、茶巾、布巾、雑巾等を掛けています。

簣の子には湯桶、銅製ボ-ル、建水、束子等を置き、電熱炉は火力がそれ程強くなく、電気ケトルを用意しています。

 

 

備品収納庫

これを造った経緯は、昨年11月22日の記事にあるので詳細は省略しますが、入居者がいつ手ぶらで来られても、

自由気楽にお茶を楽しめる様、抹茶や生菓子を除き必要な道具、備品等を常備する為、点前座を改造しました。

  天板には軸物、花台、台子・棚、盆、敷板等を置いています。

  一段目には茶杓、柄杓、茶筅、菓子鉢、干菓子器、銘々皿等を置いています。

  二段目には各種茶碗等を置いています。

  三段目には扇子、折畳座椅子や黒文字、懐紙、菓子切、袱紗、茶巾、布巾等の消耗品を置いています。

  四段目には釜、花入れ、水指し、建水、雑巾、洗剤、バケツ等を置いています。

  その他棚の脇には掃除機、ちりとり、手箒等の清掃用具を用意しています。

 

以上今後当マンションに入居を希望される方や、外部の方で当茶室を利用される方の参考になれば幸いです。

なお当茶室やマンションに問合せをされたい方は、マンションのHP http://www.valleyhouse.jp/

の”お問合わせ”タグより連絡下さい。

 

   バレ-ハウス家主

    

 

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茶室の利用方法を紹介します

2017-02-11 08:01:01 | 日記

 当マンションの茶室は、入居者が何時でも、自由に、気楽に利用して頂く事を目的としています。

いつ手ぶらで来て頂いても、即お茶が点てられる様、道具、備品、消耗品等必要な物は常時用意しています。

 然しいくら自由とはいえ、単なるパ-ティ、集会、マ-ジャン等、茶室本来の目的でない利用は避けて頂きたく、

又抹茶・菓子等の扱いに関しても種々検討の上、次の様に取決めております。

 

 ● 料にして自由に利用して頂くつもりでしたが、茶室本来の規律と秩序ある利用を徹底して頂く為、

   最低限の維持管理費として、
1回につき500円(時間・人数関係なし)を負担して頂く事としました。

 ● 抹茶や菓子等温度管理と湿気防止が必要な材料(特に抹茶)は、利用者に持参して頂く事としました。

 

以上をふまえた管理規定と利用手順を、以下に載せましたので御覧下さい。

当マンションでは今後空室発生時は、是非ともお茶をやられる方に入居して頂きたいと思っております。

御関心、御質問ある方は、バレ-ハウスHP http://www.valleyhouse.jp/ の問合わせタグより連絡下さい。

空室が出る事が判明次第、リフォ-ム前でも正式な募集に先行して連絡させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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茶室名”緑翠庵”の由来は?

2017-01-01 00:45:29 | 日記

 

今年も茶室付賃貸マンションの"バレ-ハウス"を、宜しくお願い致します。

今回は茶室名"緑翠庵"の由来について、少々述べさせて頂きます。

  

10月9日付記事で両親が昭和30年、茶室の付いた平屋住宅のあった現在地に引越し、

平成3年にマンションに建替える際、この茶室が渓谷脇に移築された旨述べました。

その間母は昭和41年、古くなった茶室をリフォ-ムし、"緑翠庵"と名付けて席開きを行いました。

  

普通茶杓は竹で作られるのですが、この時母は鶴岡八幡宮の隠れ銀杏、

別名大銀杏の枝を材料にして製作し、席開きにおいてこの茶杓を披露しました。

隠れ銀杏は第三代鎌倉幕府将軍の源実朝が、甥の公暁に暗殺された事で余にも有名です。

 

緑も翠も訓では"ミドリ"と読み、女性の名前にも使われますが、緑は若々しい若葉や樹木、

翠は宝石の翡翠ヒスイ、別にカワセミとも読み、翡は雄、翠は雌のカワセミをさすそうです)

の鮮やかで深い緑を意味しています。

 

おそらく母は茶室の建つこの地が、四季を通じ絶えず緑に囲まれ、

カワセミが訪れる位の清流のほとりともなる、至上の環境に恵まれた理想郷を夢見て、

 "緑翠庵"と命名したのではと、推察しております。

 

なおバレ-ハウスのHPは http://www.valleyhouse.jp/  を御覧下さい。

   
    
バレ-ハウス 家主

 

 

 

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炉の位置と点前座のシフトがリフォ-ムの課題でした

2016-11-22 12:07:44 | 日記

 

10月9日の記事で、20年近く使用されず朽果てる寸前の茶室を、昨年復活・リフォ-ムした旨紹介しました。

リフォ-ムの前提は屋根、外壁、天井、内装等は極力オリジナルを維持し、設備・造作等は

正式な茶会を目的とするのでなく、入居者が自由に、何時でも、気楽に御茶を楽しめる様、

形式に拘らないカジュアルで利便性に富んだ茶室に変貌させる事でした。

 

具体的には、入居者がいつ手ぶらで来ても直ぐに御茶を点てられる様、必要な全ての備品・道具や懐紙、

茶巾、黒文字等の消耗品類を常時用意しておく為、点前座を収納棚を備えた備品収納庫にシフトする。

それにより、茶席と備品収納庫との境界はロ-ルスクリ-ン等で仕切り、炉を中央に移す事により、

Bを茶道口とする[四畳半切本勝手茶室]とする事でした。

 

この案を具体化する為、権威ある茶道の先生に相談したところ、「この茶室はAを茶道口、Bを給仕口とする、

正式な[四畳半台目切茶室]である。又仮に四畳半切本勝手茶室にするなら、茶道口はCにくるべきであり

(実際は水屋があり不可能)、畳の敷き方も違うので、この変更はすべきでない」との指摘でした。

 

然し上記前提(入居者の利便性)を堅持したい為、別の先生に相談したところ、当方の意向を理解して頂き、

茶席との仕切は壁と一体感のあるつい立等で仕切る様指導頂きました。そこで写真の様な壁と同じ仕様で、

壁と一体に見え且つしっかり感のある片開きの戸襖を追加して、備品収納庫を茶室から独立させました。

 

今回のリフォ-ムは専門家諸先生には多々異論があると思われますが、入居者ファ-ストの精神を守り、

今は入居者から大変使い勝手が良いと喜んで頂いておりますので、これで良かったと思っております。

たまの茶会では、客は露地(?)を踏み、正式に濡縁よりC傍掃出窓から入室するアプロ-チとしています。

なおバレ-ハウスのHPは http://www.valleyhouse.jp/ を御覧下さい。

 

       バレ-ハウス家主

 

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茶室の壁にもこんな夏の名残りが!

2016-10-21 10:37:28 | 日記

 
季節はずれの暑い日が続きましたが、いよいよ秋深まる頃となってまいりました。

当マンションの敷地は等々力渓谷に隣接し、世田谷区指定の大きな保存樹も何本かあり、大変緑豊かな自然環境に恵まれています。

従い、虫、昆虫や小動物には大変居心地の良い楽園となっている様です。

 

先日茶室入口脇の板壁に、いくつもの蝉の抜け殻を見つけました。

今は亡き蝉達がはかない命とも知らず、夢と希望にあふれ旅立って行った事を思うと、寂しさを感じます。

然し又大都会の住宅地の片隅で、この様な自然の営みを見つけられた事は嬉しさでもあります。

 

当マンション(バレ-ハウス)のHPは http://www.valleyhouse.jp/ を御覧下さい。

 
   バレ-ハウス家主

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