雑記 with α-Digital

メインは超望遠での動体撮影という
αデジタル使いの雑記帳です。

※写真はクリックで大きくなります。

今度はサンニッパで…

2008-01-28 22:58:36 | Weblog
一昨日の日曜も、α700とともに自然公園へ。
今度のレンズは、サンニッパ(300mmF2.8)です。
ロクヨンで好感触だったので、旧型のHSとはいえ、サンニッパとの組み合わせでα700がどれほどの力を発揮するのか非常に楽しみ。

カワセミポイントには、すでにカワセミの姿が。
前回よりは早く到着したので、砲列にはまだ空間があります。
かなり良い位置をキープし、その瞬間を待ちます。

飛び立った瞬間、連写開始!

α700+HS AF APO TELE 300mmF2.8(N)
止まっている間に、腹の部分でAEロックをかけておき、DMFモードで微調整をかけながらの連写。
それでも、うまくいったカットはこれだけ…。

ちなみに夕方の再チャレンジでは…

α700+HS AF APO TELE 300mmF2.8(N)
メダカをくわえて枝に戻る途中。
日が陰ったので、ISO1600まで感度を上げました。

ひとしきりカワセミと戯れた後、池のほとりの開けた場所で、被写体を待ちます。

まず、頭上を通過していったのは…
P-3C対潜哨戒機

α700+HS AF APO TELE 300mmF2.8(N)
アンテナ線や排気煙までしっかり解像しています。

この日はサギがせわしなく飛び回り、池の端までなかなか下りてきません。
ダイサギの飛翔

α700+HS AF APO TELE 300mmF2.8(N)
AF-Cモードでの連写です。
フレーミングの容易さは、ロクヨンとは雲泥の差。
高速連写との相乗効果で、似たようなカットが量産されていきます。
おかげで、選ぶのにかなりの時間を費やしました…。

鳥たちが落ち着きのない理由は、すぐに判明しました。
かなりの高度を滑翔する、猛禽の姿。
下面の色は、かなり薄い…って事は、ノスリかな?

ゴマ粒状態で数カット撮影、ノスリであることを確認。
後は接近を待つだけです。

運の良いことに、かなり近付いてきてくれました。

α700+HS AF APO TELE 300mmF2.8(N)

でも、あまり公園に近付くと、カラスが…

α700+HS AF APO TELE 300mmF2.8(N)
このようなカラスによる威嚇は『モビング』と呼ばれます。
追いかけられるだけでなく、退去しないと嘴でつつきにかかることも。
それでも、この写真の個体は、尾や風切の縁がきれいに揃っています。
カラスの攻撃を躱し切るだけの飛翔能力を持っていることの証ですね。

そして初見参のツミ!

α700+HS AF APO TELE 300mmF2.8(N)(トリミング)
体はかなり小型で、ヒヨドリとほぼ同じくらいの大きさ。
虹彩の黄色が目立ちます。

2時間ほど出没していたノスリとツミが去ってしまうと、身を潜めていた鳥たちが活発に動き始め、日が陰るまで、被写体には事欠きませんでした。
その中から、2枚の『漁の瞬間』を御紹介します。

潜水中

α700+HS AF APO TELE 300mmF2.8(N)(C-PL使用)
餌を探すカイツブリを流し撮り。
浅く、水が澄んだ池だからこそ撮れた1枚です。

それは大きすぎるんじゃないの?

α700+HS AF APO TELE 300mmF2.8(N)
カワウが浅瀬に魚を追い込んでいたのでレンズを向けた瞬間、水しぶきとともにコイの姿が!
時間こそかなりかかったものの、かなり大きなこのコイを丸呑みしてしまいました。


日が陰り、ISO1600でもSSが稼げなくなったので、駐車場閉鎖時間の30分前には帰宅の途に…。
α700のおかげで、被写体の出現頻度と行動のおもしろさ、どちらも満足のいく、貴重な一日を楽しく過ごすことができました。

α700出撃!(飛びモノ編)

2008-01-25 00:27:52 | Weblog
『ピント検出速度とレンズ制御速度の向上』
『秒5コマの連続撮影能力』
鳥を被写体としている私が、待ち望んでいたものがまさにこれです。

そこで、飛びモノに対してAF-Cモードがどのくらい有効か、試してみました。
被写体はカモとアオサギです。

横方向に移動する被写体
大きく旋回しているアオサギ

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G
まず、AFが背景に惑わされず、アオサギをしっかり捉え続けました。
ここですかさずAEロック、そのまま連写したうちの1枚です。
カモ相手だとやや確率が落ちますが、慣れでカバーできそう。

遠ざかる被写体
離水直後のホシハジロ

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G

着水直前のヒドリガモ

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G
アオサギ相手なら、カモよりもずっと簡単でした。
選択したフォーカスフレームに被写体を捉え続けていれば大きくピントを外すことはなかったので、これからさらにフレーミングの技術習得が必要だと感じましたね。

向かってくる被写体
まっすぐこちらを向いて飛んでくるアオサギ

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G
店頭のプロモーションビデオで、『向かってくるハクチョウにも合焦する』という紹介があるので、トライしてみようと思っていました。
結果、ロクヨンでアオサギは大丈夫でしたが、カモはほぼ全滅。
しかしながら、もう少し慣れれば、カモでもなんとか撮れそうな雰囲気ですね。

かなり満足の行く結果となった、今回のテスト。
次回のテストでは、サンニッパと組み合わせてみる予定です。


α700出撃!(止りモノ編)

2008-01-22 00:52:15 | Weblog
日曜は、α700のシェイクダウンのために、近くの自然公園へ。
レンズは、もちろんロクヨン(600mmF4)です。

画像設定はテストということで、
サイズ:X.FINE L(jpeg 4272×2848)
WB:オート
クリエイティブスタイル:スタンダード
DRO:切
という、ほとんど素のままの状態。

9時半には公園の駐車場に到着したのですが、カワセミポイントにはすでに砲列がしっかりと…。
それでも、なんとか隙間に入ることができました。

そこは至近距離から狙える場所なのですが…

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G

障害物が多く、ダイブするカワセミをなかなか追いきれません…。
それでも、その後のシーンはきっちりフォロー。

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G

湿地にはサギが下りていましたが、餌を狙っているというわけでもなく、ただ立っているだけ。
とりあえず、驚かさないようにゆっくり接近してみました。
ダイサギ

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G

アオサギ

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G
体の大きな鳥は、表情も豊かで、撮っていて楽しくなります。

この公園には、ネズミモチやエゴノキなど、鳥の餌となる実をつける木が多く植えられています。
ひっきりなしに声がしているので、下で暫く待っていると、枝先に現れたのは…
ツグミ

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G
他にもヒヨドリやメジロが姿を見せてくれました。

α700の使用感は、まさに『軽快』。
センターのフォーカスエリアでは、AFはかなり速いし、正確です。
個人的には、α-9に匹敵する気がします。
ロクヨンと組み合わせることで、その性能をさらに引き出すことができそうですね。

画質は、この設定でもかなり良い感じです。
ひと通り長玉を使ってみた後、不満が出た部分をさらに追い込んでいけばよさそうですね。

決断の時

2008-01-16 23:19:19 | Weblog
『年が明けたら忙しさも一段落する』はずだったのですが、それを見越したかのように新たなプロジェクトが立ち上がり、連日遅くまで仕事に追われております…。
今日の早い帰宅は、出先からの直帰のおかげ。

それはさておき、私の手許にはオレンジの箱達がやってまいりました。
中身は、皆さん御察しの通り…


DiMAGE Xt


DiMAGE Xt

フルサイズセンサー搭載機まで待つのがベストだと思っていましたが、機能的な欠点や不具合の報告がほとんどないことで、その気持ちが揺らぎはじめました。
そして一番の決め手はやはり、『長玉の使用頻度』でしたね…。

という訳で、今週末の撮影からはα700がメインとなる予定です。
まずは、これまで試すことができなかった、ロクヨンやHSサンニッパとのマッチングをきっちり検証するところから始めようと思っています。

明と暗 ~箱根駅伝・復路~

2008-01-07 20:17:22 | Weblog
年始の一大イベント、箱根駅伝。
往路だけではやはり飽き足らず、1/3の復路も撮影に行ってまいりました。
向かったのは、同じく鶴見中継所です。

私は『6区の山下り観戦はTV中継が一番』派なので、区間賞決定まで見た後に自宅を出発。
それでも10時半には鶴見市場の駅に到着しましたが、案の定、リレーゾーン正面は満員です。

9区・10区エントリー表

α-7D+AF 17-35mmF3.5G(17mm)
せっかく17-35Gを持ってきたのですが、早々にリュックへ…。

そこで、誘導路中ほどの交差点付近に陣取りました。
ここなら、誘導路に入ってきた選手の姿を実際に確認してから撮影できそうです。
この距離だと、レンズはやはり70-200SSMになりますね。

9区の選手に襷が渡るころには、沿道にはもう人垣が。
ワンセグ携帯で中継を見ながら、選手の到着を待ちます。

あと15分ほどでトップがやって来る、という頃合で、選手のウォーミングアップが始まりました。
早稲田のアンカー、神澤選手

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(70mm)
往路の時のリレーゾーン正面より、ずっと撮りやすい場所です。

9区で逆転し、駒澤がトップに。
快走した駒澤の堺選手

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(200mm)
逆光なので、露出が甘いのは御勘弁ください。

競技終盤なので、選手の到着がばらけており、かなり余裕を持って撮れます。
日体大・野口選手

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(70mm)

日大・阿久津選手

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(70mm)

そんな中で、容赦なく経過していく『20分』。
そう、繰上スタートまでの時間です。

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(200mm)
あと3分もありません。

そんな時、誘導路に選手が!
大きな声援がおくられます。
東農大・椎谷選手

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(70mm)
ぎりぎりで、東農大は襷をつなぐことができました。
しかしながら、大東大、法政大、順天堂大は間に合わず、繰上スタートに…。

そして、大東大は鶴見中継所までたどりつくことができませんでした…。

最後尾のパトカーから大東大の棄権が報じられると、中継所全体に『撤収』という雰囲気が広がります。

テープの撤去

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(70mm)
かなりの方が記念に持ち帰っていました。

固定カメラの撤去

α-7D+AF 17-35mmF3.5G(35mm)
人込みが散ってからレンズを交換していると、ちょうど撤去しているところでした。


三校の有力校の途中棄権があった、今年の箱根駅伝。
その三校が参加する今度の予選会は、かなり過酷なものになりそうですね…。

大混雑 ~箱根駅伝・往路~

2008-01-02 17:56:00 | Weblog
今日は以前から宣言していた、箱根駅伝撮影に行ってまいりました。
機材は70-200SSMをメインに、予備にニーニッパ(200mmF2.8G)という、ミドルレンジで選手を捉えてから流し撮ることまでを想定した選択です。

京浜急行の鶴見市場駅に到着したのは7時頃。
歩いてすぐの場所に、鶴見中継所があります。
本日のエントリー表

スタート地点とは違い、襷の受け渡しをする選手だけ載っています。

機材が機材なので、エントリー表を見に行くだけのつもりだったのですが…
なんと、一人分のスペースが空いていました!

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(200mm)
立ち位置から撮ったアナウンサー席。

で、ここが鶴見中継所のどこかというと…

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(200mm)
目の前に引かれているのは、リレーゾーンの白線。
そう、襷の受け渡しが目の前で見られる特等席です!
しかしながら、流し撮るスペースは殆どありません。
17-35Gを持ってこなかったことが悔やまれます。

ここからは鳥と同じでひたすら『待ち』です。
違うのは、時間になれば必ずやってくるところ。
暇なので、見える範囲の被写体を探します。
リハーサル中

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(200mm)
ラジオ局のアナウンサー。
朝の光線具合を出すために、WBを『日陰』に設定してあります。

襷の受け渡しまであと20分、という頃から、2区を走る選手がウォーミングアップを開始します。
関東学連選抜で出場した、明治大・東野選手

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(70mm)
5mもない距離を時速約20kmで駆け抜ける選手を70mmで流し撮り。
これに比べたら、鈴鹿のS字を立ち上がるF1マシンの方が撮りやすかった…。

1区の選手が中継所に入ってくると、もうとんでもない騒ぎに。
てっきり青・紫系のユニフォームが先頭で来ると思っていたのですが…
1区区間賞の城西大学・佐藤選手

α-7D+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G(D)SSM(70mm)
周囲の人が呆気にとられたように動きを止めたので、なんとか良いアングルで撮ることができました。

こうなると、周りの人は身を乗り出すわ、後ろの人が選手を一目見ようと押し合いへし合いだわ…。
この後に撮った画像はほぼ全滅。
それでも、この臨場感を肌で感じることができただけでも、行った価値がありました。

謹賀新年

2008-01-01 22:59:10 | Weblog
このブログをご覧になっていらっしゃる皆様、新年開けましておめでとうございます。
今年もネイチャー中心に撮りまくりますので、応援のほど、宜しくお願い致します。

住宅街の初日の出

α-7D+AF 24-50mmF4(24mm)
マンションの裏手にある公園で、クスノキの幹から顔を出す初日の出を待ち構えて撮った一枚。
起きたのが6時半、何とか間に合いました。
逆光に弱いところを逆手に取れば、クロスフィルターを使わずにこれだけの光芒が…。

明日は箱根駅伝を『撮り』に行ってまいります。