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献血在庫:大雪でピンチ 頼みの自衛隊が除雪で多忙、献血車の運行にも障害

2013年02月02日 | Weblog
 記録的な大雪の影響で献血が計画通り集められず、北海道赤十字血液センター(札幌市)は「近年にない緊急事態」と危機感を募らせている。輸血用血液製剤の安定供給のため、必要とされる量の約70%しか確保できていない。このため、全道の献血ルームの受け付け時間延長や臨時オープンを実施しているほか、街頭に出す献血バスを増便するなど対応に追われている。
 同センターは、1人200ミリリットルとして道内で1日1500人分の血液が3日分あれば安定在庫としているが、30日現在の保有は約3000人分しかない。1月の献血者数は30日まで3万3004人(1日平均1100)で、計画より2000人以上少ない。昨年同月比では87%にとどまる。
 計画的確保には、会社や商業施設を回る献血バスの運行が欠かせないが、昨年12月以降の大雪で出せなかったり遅れたりし、1月だけで少なくとも500人分が集められなかった。普段から貢献度の大きい自衛隊が除雪作業に出動して献血が中止になったり、協力施設に到着したのに積雪で献血バスが駐車できず断念したケースもあった。
 同センターは道外から約700人分を融通してもらったが、全国的に不足しており、頼ってばかりはいられないという。5日まで、アスティ献血ルーム(札幌市中央区北4西5)、大通献血ルーム(同区大通西1)では、受け付け時間を1時間延長させて午前10時~午後7時としている。献血バスも計5台、臨時に出す予定。

2013年01月31日
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130131hog00m040002000c.html

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