このメールマガジンで何度かご紹介してきた、京都でカラフルなデザインの国産地下足袋などの製造、販売を行う「SOU・SOU」が先日、新たに2店舗をオープンし、話題を呼んでいる。「SOU・SOU 着衣 kikoromo」と「SOU・SOU 傾衣 kei-i」だ。 特に、「SOU・SOU 着衣 kikoromo」は、SOU・SOUでこれまで販売してきた作務衣などの衣類の中で、特に女性をターゲットにした専門店。着衣とは、その名の通り「着る衣(ころも)」。日本において洋服が一般的に普及する以前は、着物はただ“着る物”としての意味でしかなく、着付けなどのしきたりもないもっと自由なものだったという。しかし現代、着物というとなにか特別な日に着る、着るのが難しいといったようなイメージがあるといえる。そこで、普段から着ることのできる和服を、この店舗でSOU・SOUが提案している。 しかも日本をはじめ、東アジア各国の民族衣装をデザインのベースにしているからなかなかおもしろい。例えば、コートのように羽織れてリバーシブルな柄で若者に人気という「もじり袖」、布地が手ぬぐいで夏に涼しい「手ぬぐい小袖ワンピース」などがある。いずれも和服とはいえ、洋服感覚で着て普段使いすることのできるものばかりだ。反物からの製品オーダーも可能で、約2週間で仕上がる。 また、2階を「しつらいの間」として、SOU・SOUのオリジナルテキスタイルを中心に、椅子や雑貨などのオーダー家具を販売している。さらに、お茶(抹茶かコーヒー)と和菓子をいただくコーナーもある。特に和菓子は、京都の老舗和菓子店とコラボレーションし、1年の移ろいをSOU・SOUのポップなテキスタイルデザインで表現して落とし込んだという。4月のテーマは「桜」で、メニューは毎月ごとに変わる。 同様に、男性用衣類の店舗「SOU・SOU 傾衣 kei-i」も、道路を挟んだ向かい側、地下足袋の店舗の地下にある。また、このビルの2階にある「SOU・SOU le coq sportif」でも、春夏向けの新製品が続々登場している。 |
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