水をどうしても飲みたい猫＋とばっちり猫

土曜の朝。
朝ご飯を用意していると、キッチンカウンターの上にサンがやってきました。
彼女の目的は、食パンの袋の留め具。
あれが置かれた瞬間、あのプラスチック片を足で弾いて床に落とし、それを追いかけ回すのが好きなんです。
（なでしこジャパンに入れるんじゃないかと思うくらいの足さばきっすよ）
でも、あの遊びは人間的には面白くないのよ。
ソファの下に入り込むし。扉の隙間に入り込むし。
掃除機でうっかり吸い込む前に見つけないと、うっかり吸い込んだ日には掃除機が壊れるかも・・・、だから留め具の行方を見守らないといけないのよ。
でも、微笑ましく見つめる余裕が今日の私にはない！（昨日の出来事）
どっかに行ってほしかったので、サンが嫌いなことをしてやりました。
頭に卵のシールをペタリ。
ほほほ、これをすれば私から離れるのよ。
（シールは頭を掻いて叩き落すか、ペッとむしり捨てる←呑み込まずに廊下に捨てる）
でも、昨日は逃げなかった。


「…………」


「あたし、負けない」


「負けるもんか」


「水を出せ」

え？　水が欲しくてウロウロしてたの？

放っておくといつまでも蛇口を舐め続けるので、サンの要求を呑みました。
「はい、どうぞ」




器用に飲むでしょ。水鉢もあるんだけどな～。そっちでもきちんと飲めるんだけどな～。
人の手で開けた蛇口から水をどうしても飲みたいみたいです。
シールはこの後、剥がしてやりました。
そして。


隣にいたルナに・・・


貼り付けました

とんだとばっちり

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