HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

しし座流星群 アクアマリン「冬空のジュエル」のこと

2010年11月18日 | 邦楽一般
 しし座流星群だよ、といわれるまで今日がその日だということを意識もしなかった。まだ体が健康だった頃、夜遅く人気のない職場で56kbpsのストリーミング配信でこの曲をひたすら流していた。アクアマリンは、しし座流星群全国高校生同時観測会のために「冬空のジュエル」を楽曲を提供していた。当時、生徒ともに天体観測を楽しんでいた私はインターネット配信と天体観測のリンクを模索していた。
 天体観測を生徒にさせてやりたい。けれども規則では、学校の教育活動としては認められない、そのせめぎ合いの中で同じ思いの教員に出会い、そのために奔走した縁の下の管理職の方々にであった頃でもあった。

 満を持して、生徒10名と教員3名+ボランティア教員数名で流星観察にのぞんだ。結果的に星空から流星雨が降り注ぐことはなかったが、地域の公民館を無料で提供してもらい、いろんな食事を作り、徹夜で観測速報ページを作成した生徒達と出来事は忘れがたい思い出だ。マイナス10℃に達するであろう道東の夜空を頭上に雪の上に大の字になり見上げると見渡す限りの漆黒の空と無音の世界がそこにあった。今でも鮮明に思い出せる。

 次の年、私は転勤でその学校を離れた。「理科クラブ活動を作ってゆきたい」という願いはどこかにしまわれて、その思いはどこかに沈殿してしまった。

 「冬空のジュエル」をききながら初心を思い出している。やりたいこと、やれることはたくさんある。問われているのは、自分自身が何をするか。

 この曲と出会った頃、出会った人々はいろんな所に散らばっている。私のその散らばった一つなのだとおもう。

 あいにくの曇天、雲の上ではしし座方向から流星が流れているだろうか。
 しし座の雄大な姿を思い出している。

アクアマリンの冬空のジュエル 2009 多治見市地球村コンサートにて



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