うしくの辺り:魅力度最下位? 茨城県の南部

茨城県の牛久市を中心に、散歩やドライブで見つけた素敵な場所や不思議に思ったことをつづった。魅力度最下位茨城の地味な魅力。

土浦の老舗天ぷら屋:保立食堂

2020-10-10 10:00:00 | グルメ

茨城県南部、土浦の駅前通りを北に10分くらい歩くと、いつもごま油の香ばしい匂いがする。

ふるい木造家屋に暖簾がかかっている。

土浦のガイドブックに必ずでてくる有名な?保立食堂。

 

 

明治から創業しているという。

暖簾がくたびれている。

第2次大戦中、土浦の予科練生がここで親族と食事をしたなどの話を聞く。

帰らぬ人もいたことを思うと、食堂全体のくたびれた感じがしみじみする。

ごま油の香りから江戸前と思うが、ひとけがなくて、中が薄暗いので入りにくい。

ガイドブックにあってもそんなに流行っていないようだ。

そもそも、土浦に観光に来る人は少ない。

安西水丸さんに地方のお城巡りの本がある。

土浦城を訪れたついでに、この店で「特上かき揚げ定食」を注文したら、「特大」のが出てきて困った、という話があった。

 

いったん通り過ぎて、店の全景を撮った。

 

二階はお座敷になっているようだが、もう使われていない雰囲気。

安西さんを偲んで、特上のかき揚げ定食に挑戦するのもよいかもと思いつつ、思案してやめた。

ちょっと寂しいグルメ案内でした。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

 

コメント (2)
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