前編では、ブログ執筆にあたり「影響を受けたブログ」及び「探検前・探検中」について書いた。
後編では、「探検後」の具体的なブログ執筆方法について語る。(・Д・)
3.探検後(ブログ執筆)
ついにブログ執筆に入ると思いきや、様々な"下ごしらえ"があったりする。
①記事数を考える
基本は1日分で1~3記事としている。
当ブログの読者さんはご存知の通り、俺の書く記事はボリュームがある。
1日分を10記事程度に分割することも可能だが、勢いが分断されること、週一の連載であることを考慮し、1日を1~3記事に分けている。
1記事ごとに起承転結を考慮し、次なる展開を期待させる引きが欲しいところ。
ちなみに各記事のタイトルは、その場の思いつきで決めている。
②1記事30~50枚程度の写真を掲載
探検中に撮影した大量な写真をPCに転送する。
全て目チェックし、ブレてる写真、不要な写真を消していく。
フリーソフトを使って写真を加工することもある。
他人様の顔にモザイクをかけたり、トリミングで対象物をフォーカスしたり。
次に、数百枚に及ぶ写真をブログへ取り込む。
各記事へ、とりあえず時系列で写真を貼っていく。
そして不必要な写真はどんどん削除していく。
構成上、時系列を入れ替えることもある。
探検スポットで誤った順路を辿ったり、いきなり目的の場所に辿り着いたり・・・。
ストーリー展開上、都合の良いように写真の時系列を入れ替える。
③ 実際の走行ルート作成
googlemapsを使って実際の走行ルートを作成し、ブログに貼付する。
わりとアバウトで、実際とは完全に一致してなくとも良いと思っている。
ここまでやって、ようやくブログ執筆の"下ごしらえ"が整う。ヽ(´o`;
④ 文章を書く
メモ帳、ガイドブック、パンフレットを参考に、写真の合間にコメントを入れる。
貼付した各写真に、走行距離、到着時間、探検スポットの説明、その時思ったことなどを淡々と書いていく。
✓余計な説明文を書き過ぎない
学術的、実務的ブログならいざ知らず、旅ブログに大量の文章は適さない。
例えば、お寺の歴史を延々と書いたところで、誰が興味を持つのだ?( ´ロ`)
余程有用な情報でもない限り、拒否反応を起こして誰も読まない。
✓ネガティブな要素も極力排除
ブログ上で負の感情を表現しても、読者さんが不愉快になるだけだ。
書くにしても、ポジティブに変換するよう心掛けている。
この作業が最も大変であり、気が向かないと中々着手出来ない。(´-`;)
しかしここまで書けば、一応は旅ブログとして成立する。
いや、むしろ、 かなり丁寧な旅ブログ と言える。(・Д・)
写真を数枚貼付して、
「今日は〇〇へ行ってきました!
美味しいラーメンを食べました。
とても天気が良い1日でした♪ おわり」
みたいな旅ブログが多いこと多いこと・・・もはやSNSで良くない?( ´ロ`)
さらに辛辣な話であるが、 かなり丁寧な旅ブログ に仕上げてさえも、「他人がどこかへ行った」という、単なる記録でしかない。
悲しき哉、それを他人が見ても面白くも何ともない。(´−ω−`)
読者さんは自転車旅の情報収集目的か、義理で見てくれる知り合い程度である。
それで良いなら、別に問題ない。
一番大事なのは書き手の自己満足だからだ。
さらにもう一歩、 「一見さんをリピーターに変える」 なら、このレベルのブログでは厳しい。
⑤ 脚色を加える
『ブロンプトン旅』は、ここで差別化を図る!(゚皿゚)
いかに読者さんを楽しませるか、ハラハラさせるかを意識して、脚色を加えていく。
✓ネタを考える
お笑い要素含め、盛り上がるネタを考える。
実際問題、探検中に喜怒哀楽をストレートに表現したり、常に何か妄想したり、子供の頃を思い出したり、当たり構わずツッコミ入れているわけではない。(´ω`)
探検中は淡々と目的地まで走るのみで、愚痴とため息しか出てこない1日だってある。
それでも記事にする以上、ある程度のネタを投入して盛り上げるしかない。
✓テンポを考える
繰り返すが、ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ文章を書き過ぎない。
今はスマホでアクセスされる方も多い。
文章の塊見るだけで嫌気が差すし、ストーリーのテンポも悪くなる。
一段落=一文で改行、一行以上空けて次の文を書く。
写真の合間に、
あ、あれはっ!?
間違いないっ!!
ついに見つけたぞぉ~~!!
みたいな描写が、見やすく親しみやすい。
「読む」より「見る」を意識する。
✓誇張する
例えば、「ご当地の不味いジュースを飲んだ。」の一言で終わらすのは勿体ない。
「ご当地のジュースをゴクリンコッ・・・ぶっはぁぁあああ!!!」などと、実際に吐き出して無くとも、表現を誇張する。
なお余談であるが、当ブログにおいて走行距離などの記録を「誇張」したことは一度も無い。(・3・)
✓間を作る
前述の「テンポ」と同じく、「見やすくする」という意味合いがある。
盛り上げたい部分で「タメを作る」意味合いがある。
時折、「シュールな雰囲気」を出す意味合いもある。
俺の場合、極端に段落を空けるか、「・・・」で表現している。
前述のジュースの例でやってみよう。
ご当地のジュースをゴクリンコッ♪
・・・・・・・・・・・・ぱーはっぷす?( ´Д`)
この場合は、 「一体何が起きたのだろう?」 と、読者さんに思わせる効果を狙っている。
✓強調する
文章を大きなフォントにしてカラーを付け、さらに顔文字を付けて強調する。
また、著作権がどうにかしちゃうが、ネットでアニメや俳優の画像などを拾って、これぞというシーンに貼付する。
場合によっては、Youtubeの動画をリンクすることもある。
前述のジュースの例でやってみよう。
ぽっくん、お喉が渇いちゃった♪( ´艸`)
ぷぷぷっ、さっき買ったご当地ジュースで潤しちゃおうかしら♪(*´д`*)
ゴクリンコッ♪(/◎\)
・・・・・・・・・・・・ぱーはっぷす?( ´Д`)
ぶっはぁぁぁあああああああああ!!!∴(゚д゚lll)
なんじゃこりゃぁぁああああああ!?(´゚д゚`)
パロディーネタも、程々にした方が良いけどね。(;´▽`A``
⑥ 推敲する
✓誤字脱字の修正
何度も言葉遣いや文章表現を修正するので、読み返す度に誤字脱字を発見し、修正を要す。
また、言い回しがくどい部分も修正する。
「同じことだが」⇒「同様に」など、出来るだけ文字数を少なくする。
ちなみに記事をアップしてからも、何度か読み返して誤字脱字・表現を修正することが多い。
✓過激な表現を修正・削除
感情が高ぶっている時、勢いに乗っている時、酔っ払っている時は、かなり際どい表現になっていることもある。
客観的に問題がある表現を修正若しくは削除する。
とはいえ、俺は悪ふざけを好み、保守的になると持ち味が弱まる。
ちょっとマズいかな、程度が笑えたりもするし、
匙加減が難しい ところである。(´~`)
⑦ ブログ・ツイッターにアップ
旅記事をブログにアップし、連携しているツイッターにもアップする。
読者さんからコメントを頂いた場合、遅くとも週末にはレスする。
このようなプロセスを経て、「ブロンプトン旅記事」を執筆している。
ちなみに今回のようなノウハウ系の旅記事は、情報提供を主眼に置いているため、先にワードで文章をまとめ、ブログに貼付し、体裁を整え、写真を貼付するプロセスで執筆している。
旅記事は、「とても手間がかかる作業」なのである。(;´∩`)
実際には、時間上の制約、執筆時のテンション、探検時のイベント内容に大きく左右される。
自信を持ってアップ出来る記事など、年に数本程度しか書けない。
それに旅記事をせっせとアップしたところで、反響は少ない。
アクセス数もアップ直後から翌日程度がピークであり、その後は激減し、殆ど読んで貰えない。
やっつけで書いた時計記事の方が余程人気を博し、長期的に一定のアクセス数を見込める。
旅記事は、不人気ジャンルである。(´ヘ`;)
それでも、当ブログを気に入って下さる読者さんは存在し、たまに反響があると嬉しい。
「ブログの影響でブロンプトンを買いました♪」と聞くとかなり嬉しい。
「旅記事を楽しみにしてます!」と聞くと鬼のように嬉しい。
「怪我を治して探検に戻って来て下さい!」と聞いた時は涙が出るほど嬉しかった。
当ブログがきっかけで、実際にお会いした読者さんも何人かいる。
探検先でいきなり声を掛けられ、お土産渡された時には、ビックリ仰天した。
探検先でブロンプトンを片手に、俺を待っていてくれた時には、思わずニヤけてしまった。
馴染みの居酒屋で、一緒にムギチャを飲んだ時には、初めて会った気がしなかった。
妙な使命感を持って、週末に旅記事をアップする。
ネタは尽きても捻り出す。
ブログ執筆も大好きな趣味である。
俺の探検は、まだつづく。( ´∀`)
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